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サンドラ・マートン (Sandra Marton)
主にハーレクイン・ロマンスで活躍する作家。特に、一家の長ジョナス・バロンを中心とした魅力的な主人公たちが登場するミニシリーズ『バロン家の恋物語』が好評を博している。
七歳のときに初めて小説を書いて以来、ひたすら作家になりたいと願い続けてきた。夢がかなうまでに時間はかかったが、今では執筆作品数は30を超え、ロマンス小説の専門誌で数々の賞に輝く人気作家となった。とりわけ特徴的なのはサンドラの描きだす登場人物たちで、情熱的なヒーローと芯が強く独立心に富んだヒロインの繰り広げる恋愛は世界中のファンに愛されている。ロマンス作家としての目標は「読む人が日々のストレスから逃れられるような楽しい作品を提供する」こと。執筆という作業の孤独感をメールやインターネットでまぎらしながら、みずからの創造した世界をストーリーに体現している。
現在、アメリカはコネチカット州在住。息子二人はすでに成人しており、現実世界のヒーローである夫と二人暮らしをしている。趣味はハイキングやレストラン探索、旅行。また、数々の環境保護団体や作家協会などに名を連ねていることからも彼女の行動的な一面がうかがえる。「理想の男性は優しさと強さを兼ねそなえた人」と語るサンドラには、夫との間にこんなエピソードがある。「夫とヴェニスに旅行したときのこと。コーヒーショップでコーヒーを飲んでいたら、突然夫が席を外したかと思うと戻ってきて、きれいなイヤリングをプレゼントしてくれたの。それも、ほんの少しまえにショーウィンドーで見て、すてきだと思ったイヤリングだったのよ」ロマンティックな関係を保つために、お互いに相手との時間を大切にして