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マーガレット・ムーアMargaret Moore

マーガレット・ムーア

8歳のころから物語の作り手としてのキャリアをスタートさせていた。友人と一緒に着せ替え人形を使って、美しく勇敢な娘と、泥棒の汚名を着せられた“レッド・シーク”と呼ばれるハンサムな男性の物語を創作。また、C.S.ルイスのナルニア国物語などの児童文学が好きな少女だった。 俳優エロール・フリンに憧れ、初めて恋を経験する。次には『スター・トレック』のミスター・スポックに夢中になり、無口な彼はかなり長い間彼女の人生の一部を占めたという。 その後、トロント大学で英文学を専攻したマーガレットは、好成績をおさめて卒業。まだ作家になることは考えていなかったが、文学の学位を取ることはよいことに思えたという。この間、カナダの海軍予備隊の婦人部隊一等兵として、さまざまな兵器の使い方を学ぶ。催涙ガスを浴びせられ、文字どおり涙の出る経験も。 その他、シンクロナイズドスイミングや弓が得意で、スピーチも賞をとるほど。フェンシングと社交ダンスを習ったことがあり、裁縫も中世の舞踏会用ドレスに挑戦するほどの腕前だという。 そんな多才な彼女が初めて小説を書こうと思ったのは、友人に一冊のヒストリカル・ロマンスをもらってから。少女時代に憧れたロマンティック・アドベンチャーのようで、このような話を書くのはきっと楽しいだろうと思ったという。トロント大学で大衆小説の書き方を学ぶ講座を取ってから3年後に、ハーレクイン社から処女作「剣と竪琴」(HS-37)を刊行。13世紀を舞台にした人気のミニシリーズ『戦士に愛を』の記念すべき第一作にあたる作品で、マーガレット自身、自分の作品の中でも特にお気に入りだという。ハーレクインの他の作家の作品で気に入っているのは、リンダ・ハワードの「マッケンジーの山」。また、同じハーレクイン・ヒストリカルを書く仲間たちの作品も、すべてすばらしい作品だと語る。

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