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ミシェル・リード (Michelle Reid)
1997年に日本デビューして以来、あっという間にハーレクイン・ロマンスを代表する作家に。現実的な要素の中にもドラマティックな展開を濃密な筆致で綴るその作風は、多くの読者に愛されている。
マンチェスターの大きな住宅団地で、騒々しい五人兄弟の末っ子として育つ。兄弟間の競争は激しく、おかげで子ども時代にかなり鍛えられたとミシェルは言う。家庭は貧しく、母親はよく子どもたちに、本という痛くもかゆくもないものより、人は実際の経験から人生を学ぶことになっているのだと語っていたらしい。だが、実際にはその母親が、週に二度バスで図書館へ行き、読書が大好きな子供たちのために、本を借りてきてくれていたのだという。
ミシェルもやはりフィクションを読むのが大好きで、ブライトンの児童文学に始まり、「若草物語」やその続編、そして古典的なロマンス小説を読みふけるようになる。
ずっとロマンス小説は好きだったが、ハーレクインの本に出会ったのは、わりと遅いほうだった。だが、ハーレクインを読んで以来、自分でもロマンス小説を書きたいという思いが強くなっていったという。それでも、実際に作家になり、その仕事がこれほど自分の人生の重要な位置を占めるようになるとは、夢にも思っていなかったとか。
現在はイングランドの美しいチェシャーの田舎に、夫と娘たちとともに住む。 趣味は読書とバレエ。機会があればテニスも楽しむという。