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キム・ローレンス (Kim Lawrence)
ハーレクイン・ロマンスでも人気上昇中の作家。少し気の強いヒロインと情熱的な作風にファンも多い。
生粋のウェールズの血筋ではないものの、イングランドとアイルランドの血を引くキム。生まれ育ったのはウェールズ北部。結婚後この地に戻り、息子たちが生まれたのは沖合のアングルジー島。完全とはいえないまでも世俗から隔絶されたこの島だが、キムが大好きなアイルランドの首都ダブリンへもフェリーですぐだ。
現在は夫が育った農場に住む。この地方の多くの人々はウェールズ語が母国語で、夫と息子たちはウェールズ語と英語を操る。キムもウェールズ語修得に楽しく励んでいる。もちろん苦労もするけれど!
育児に忙殺されるキムは、「何か熱中できることを」と考える夫の励ましもあって、小説を書き始める。ハーレクインの愛読者であった彼女にとって、ロマンス小説を書くのはごく自然だったともいえる。いまや作家以外の仕事は想像できないという。
ガーデニングと料理が好きで、海が近いためビーチを走ることもしばしば。お供はたいていジャックラッセルテリアのスプラウト――長い話になるので詳しくは割愛!
●インタビュー●
◆書くこと、読むことについて……
Q.作家であることの魅力は?
A.新しい本の執筆にかかるとき――真っ白なページが無限の可能性と挑戦を与えてくれる。
書き終えたとき――素晴らしい達成感がある。
Q.嫌なことは?
A.本の中盤で行き詰まって不安になること。
Q.小説を書くときにお気に入りの舞台や設定は? それはなぜ?
A.自分が知っている場所、愛着のある場所がいい。もっとも舞台設定よりも登場人物が優先ですが。
Q.お気に入りの自作は?
A.とくにありませんが、好きな登場人物はいます。2つの作品に登場するジェイク・プレンティスとジョシュ・プレンティスの双子は、なかでも一番のお気に入り。
Q.最近のハーレクイン社シリーズロマンス、MIRA BOOKSで自作以外のお気に入りは?
A.『微笑みの報酬』(I-1436)(アン・マカリスター)
Q.愛読書は?
A.『高慢と偏見』(ジェイン・オースティン)
『エクスカリバー最後の閃光』(バーナード・コーンウェル)
Q.これから作家になろうという人にアドバイスを。
A.テクニックは学び取れるものですから、人のアドバイスに耳を傾けてください。でも、つねに心の底から書くことを忘れずに。
◆ロマンスについて……
Q.最高にロマンティックな食事とは?
A.ふさわしい男性といただくスモークサーモンとシャンパン。
Q.好きなロマンス映画は?
A.『素晴らしき哉、人生!』
Q.好きなロマンス音楽は?
A.『Kiss From a Rose』(シール)
Q.これまでにしてもらったこと、もらったプレゼントで最もロマンティックだったのは?
A.夫がくれた13号のセクシーなドレス。そのとき、私は妊娠9カ月でした。生まれてきたのは4,500グラムの元気な赤ちゃんで、私は身長155センチ。おわかりでしょうが、よほど「信じて」いなければできることではありません!
Q.二人のあいだに愛情を保つ秘訣は?
A.息子たちに笑われても手をつなぐこと。
Q.読者がロマンティックに暮らすためのアドバイスを。
A.特別な設定を待つのではなく、ロマンスを日常生活の一部にすること。
Q.これまでで最もロマンティックだった場所は?
A.フィレンツェ。
◆自分自身について……
Q.書くこと以外に欲しい才能は?
A.ダンスがしたいけれど不器用で……。
Q.尊敬する人は? それはなぜ?
A.友人。彼女はお嬢さんが病気で化学療法を受けているとき、彼女と同じように髪を剃りました。
Q.お守りや信じている迷信は?
A.縁起をかつぐほうではありません(指を重ねる祈りのしぐさはしますが)。
Q.「やめられないもの」をひとつ教えてください。
A.お風呂、読書、チョコレートバー。
Q.男性に求める資質は?
A.人生にひたむきでユーモアのセンスがあること。
Q.ずっとやりたいのに、やってみる勇気がないことは?
A.ハーレーダビッドソンに乗ること。
Q.作家でなければ何をしていましたか?
A.園芸家。でもやっぱり書いているかもしれません。園芸好きのヒーローを出したりして。
Q.座右の銘は? それは誰の言葉ですか?
A.「笑いは最良の薬」