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クリスティン・リマー (Christine Rimmer)
1987年にハーレクイン・テンプテーションでロマンス小説界にデビュー。以来、着実にキャリアを重ね、現在はUSAトゥデイ紙などのベストセラーリストに名を連ねる人気作家に。
カリフォルニアで生まれ育ったクリスティンは、元々女優を志しており、ニューヨークで演劇の勉強をし、実際に女優として活動していた。ロマンス作家になるまで、女優も含め、ウエイトレス、ビルの管理人、モデル、テレフォンショッピングの電話受付、教師、会社員、脚本家など、実にさまざまな職業を経験。すべては作家という天職に巡り合うための人生経験だったと語っている。
ロマンス小説では、便宜結婚の物語が人気を呼んでいる彼女だが、自身の結婚は、まったく別。夫とはシングルマザーとシングルファーザーのためのディスカッション・グループで出会った。お互いに息子がいて、共通点もたくさんあったが、最初クリスティンは彼が大嫌いだったという。だが、それはもちろん本当は彼に関心があったから。デートに誘われたときには、自分が彼を全然嫌っていないことに気づいたという。
そのように結ばれた夫と、二人の息子、二匹の猫とともに、現在オクラホマ州に暮らしている。オクラホマには、互いに助け合って生きる心温かい人々や豊かな自然など、愛すべきものがたくさんあるとクリスティンは語る。
* RITA賞:アメリカロマンス作家協会(RWA)が授与する賞。コンテンポラリー、ヒストリカルなど10余りの部門で、部門ごとに一番優れた作品に与えられる。“ロマンス小説界のオスカー”ともいわれる。