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ジュディス・アーノルド (Judith Arnold)
アリエル・バークというペンネームで作家デビューを果たし、日本では1986年の「恋の特効薬」(D-167)が初刊行作品。87年にはジュディス・アーノルドとしての作品が日本でも刊行される。本名はバーバラ・キーラー。
1953年ニューヨークに生まれ、アルファベットを覚えはじめたころから自分で物語をつくるのが好きだったという。大学時代に書いた戯曲がコンテストで認められ、本格的に劇場向けの戯曲を書き始めたのが、作家を職業として考えるようになったきっかけだった。
大学時代に知り合った科学者の夫セオドアと、二人の息子とともにマサチューセッツ州に住む。ニュー・イングランド地方と呼ばれる周辺の一帯は、森林や湖が多い風光明媚な土地にイギリスをしのばせる落ち着いた町なみが開け、地域独特の独立した気質にあふれている。小説の舞台としても最適だという彼女は、自分も小説の登場人物たちも、こんなすばらしい土地に住めてラッキーだと語る。
趣味はピアノとギターの演奏で、地元のコーラスグループにも所属している。すでに50曲以上作曲したという彼女は、作家になっていなければ歌手になりたかったという。
自分の作品の中で一番気に入っているのは、1998年刊行の「愛に癒されて」(S-351)。ファンレターから、もっとも読者に影響を与えた本なのではないかという手応えを感じており、誇りに思っている作品だという。
私生活でのロマンスはと尋ねられると、“結婚とは冒険で、成長と発見の連続です。そうある限り、何度も恋に落ちるでしょう”と語る彼女は、愛する夫と、成長しあえる関係を保っているという。