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ジル・シャルヴィス (Jill Shalvis)
セクシーかつ軽快なテンポのストーリー展開を得意とする作家。本国アメリカでも人気が高い。主にハーレクイン・テンプテーション、ハーレクイン・イマージュの両シリーズで活躍している。
カリフォルニア州ロサンゼルスで育った。物心ついたころから、ずっと作家になりたかったという。カレッジでジャーナリズムと会計学を専攻し、卒業後は会計の仕事をしていた。晴れて作家になった今、嬉しく思っていることは書きたいものを書き、したいことをすることができる自由気ままさだと語る。パジャマを着たまま仕事ができることがその一例だ。
現在はカリフォルニア州とネバダ州の境にあるタホー湖の近くに、かたときも離れていられないほど愛しあっている夫と三人の子供たちと住む。ペットは、まるで犬であるかのようにふるまう鶏、そして三匹のハムスター。豊かな自然に囲まれて、ときおり毒ぐもや数えきれないほどのりすたちに遭遇する日々を送っている。作家、妻、母親の三役をこなす忙しい毎日だが、子供たちが学校に行っている間に執筆をし、家族との時間を大切にしている。
最愛の夫は職場の元上司。上司と恋に落ちた経験を生かして書いた作品「かわいい秘書にご用心」(2000年4月刊T-356)は日本デビュー作にして、その年の上半期分ベスト作品コンテストでベストヒロイン賞第二位にランクインしたほど好評を博した。夫は心の支えと語り、今までにもらったものの中で最高にロマンチックなのは、彼からのラブレターだという。