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スーザン・フォックス (Susan Fox)
ハーレクイン・イマージュで活躍している作家。控えめだが芯の強い女性をヒロインにした作品が多い。
アイオワ州デモイン近くで、ふたりの兄弟、ジャネット、スティーブンとともに育つ。たくさんののら犬やのら猫、馬2頭、ポニー1頭のほか、白と茶のまだら馬レックスが大の仲良しだった。
子どもは息子2人、ジェフリーとパトリック。現在は「ゴミ捨て場兼書庫」住まい、と笑う。執筆の助けにも邪魔にもなるのは、5匹のいたずら好きの猫たち。「おしゃべり好き」の茶色のぶち猫ギャビー、ライオンのような色の毛、白い脚、顔にぶちのあるがっしりしたバスター、その妹の三毛猫ピクシー、ふっくらした白と黒のぶち猫トゥンセス、そしてやんちゃで元気者の黒いとら猫エディー、別名「いとしのエデュアルド」。
人一倍の読書家で映画ファンのスーザンは、古今を問わず、カウボーイ、ロデオ、西部劇が大好き。あらゆる種類の物語を生み出すこと、そして「政治」にも関心が高い。いわく、この両者は通じ合う点が多いらしい。
情熱的な設定、複雑に入り組んだ人物像を描くのが好き。読者には牧場を舞台とした物語を楽しみ、ハッピーエンドから元気を得てもらいたいと語る。
●インタビュー●
◆書くこと、読むことについて……
Q.作家であることの魅力は?
A.物語を生み出せること。
Q.小説を書くときにお気に入りの舞台や設定は? それはなぜ?
A.テキサス。歴史が豊かで個性も強いこの州が大好き。もちろんカウボーイ、大牧場、馬たちの存在も!
Q.最もお気に入りの自作は?
A.ひとつ選ぶのは難しいけれど、あえていえば『仮面の妖精』(I-1192)。それとも『野の花に寄せて』(I-1202)、いいえ、『心に鍵をかけないで』(I-1499)かしら!? でもたいていは、現在執筆中の作品がお気に入りです。
Q.最近のハーレクイン社シリーズロマンス、MIRA BOOKSで自作以外のお気に入りは?
A.それはあんまりです! いまここで選べなんて!
Q.これから作家になろうという人にアドバイスを。
A.最善を尽くして書くこと。自分に厳しく、妥協しないで。登場人物が個性的で物語の筋道がしっかりした情熱的な作品、なおかつ読者を楽しませ感動させる作品なら成功するでしょう。
◆ロマンスについて……
Q.最高にロマンティックな食事とは?
A.柔らかくジューシーなステーキと、デザートにはチョコレートムース。あこがれの人といっしょなら、クラッカーにたっぷりのチーズをのせるのも最高のごちそう。
Q.好きなロマンス映画は?
A.ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ主演の『静かなる男』。満足感たっぷりのハッピーエンドのロマンス映画はこれくらいだと思う!
『ジョー・ブラックをよろしく』も好き。私が知るなかではベストなラブシーンがあるから。この映画のブラッド・ピットはもっと評価されるべき。
Q.好きなラブソングは?
A.スティングの以下の曲はどれも最高。1曲だけ選ぶのは無理です。
『If I Ever Lose My Faith in You』
『Fields of Gold』
『We’ll Be Together』
『Be Still My Beating Heart』
『Fortress Around Your Heart』
Q.これまでにしてもらったこと、もらったプレゼントで最もロマンティックだったのは?
A.「最もロマンティック」なものはまだ経験がないと思うけれど、とても楽しみにしています!
Q.これまでで最もロマンティックだった場所は?
A.実生活ではあまり旅をしません。ロマンスが芽生えるのは心のなかですから、独立記念日にピックアップトラックの荷台に座って小さな町のパレードを見るのだって、世界一ロマンティックな場所になりえます。二人の心が通い合っていれば。
◆自分自身について……
Q.書くこと以外に欲しい才能は?
A.写真家になって、ふつうの人々の、ハートとユーモア、感情の大切さが伝わる生活シーンを記録したい。
Q.尊敬する人は? それはなぜ?
A.ロマンス作家のデビー・マッコーマー。彼女の楽観主義、ユーモア、寛大さと優しさ、暮らしや人々をいとおしむ姿勢は尊敬に値します。お会いできて幸せだった素晴らしい方のひとりです。
Q.お守りや信じている迷信は?
A.ありません。そういう類のことは信じませんから。「はしごの下を通る」こともあれば、「黒猫が目の前を横切る」ことも、「塩をこぼす」こともありますが、いまのところトラブルはありません!
Q.「やめられないもの」をひとつ教えてください。
A.やはり食べ物かしら。まずミルクチョコレート。それから、デモインのデパートにある「レアビット・バーガー」が出す「ごちそう」。分厚いグリルバーガーなんですが、チーズ味の秘伝の濃厚ソースがパンにたっぷりかかっていて、ナイフとフォークで食べなければなりません。
Q.男性に求める資質は?
A.誠実さ。
Q.ずっとやりたいのに、やってみる勇気がないことは?
A.2つあります。映画撮影を見学すること、それからトミー・リー・ジョーンズにサインをもらって、先ほど言った「クラッカーにチーズたっぷり」のディナーに招待すること。あら、3つかしら?
Q.作家でなければ何をしていましたか?
A.宝くじを当てたい。そのお金で、一生懸命働いてもなかなか楽にならない人たちをこっそり支援したい。手助けを必要とする、あるいは一生懸命働くための夢を持った人たちを。
Q.座右の銘は? それは誰の言葉ですか?
A.作家としては、次の言葉が好きです。「正しい言葉とほぼ正しい言葉の違いは、稲光と蛍の光ほどの違いである」(マーク・トウェイン)