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レベッカ・ウインターズ (Rebecca Winters)
長きにわたって活躍している人気作家。新鮮な切り口で物語を紡ぎつづけ、いつでも驚きと感動を与えてくれる。数々の受賞歴を誇る、秀逸なストーリーテラー。
アメリカ人作家で4人の子供の母親でもあるレベッカ・ウインターズはユタ州ソルトレイクシティに住む。17歳のときにスイスのローザンヌにある全寮制学校に入った彼女はフランス語を覚え、世界中の女の子たちと交流した。米国へ戻ると語学の習得にいそしみ、ユタ大学で中等教育、歴史、フランス語、スペイン語の学士を取得し、大学院ではアラビア語を勉強した。
海外での勉強がきっかけでレベッカは教師になることを決意し、ユタ州の母校でフランス語と歴史を学んだ。この15年間に中学、高校でフランス語と歴史を教えてきた彼女。本格的に執筆するようになったのはたまたまだという。
「私など“裏口”からこっそり作家になったようなものです」と彼女。「そもそも文章を書くことが好きではなく、作文といえば学校の宿題くらいでした。『きみは作家になる』と誰かに言われたとしても、ばかばかしいと相手にしなかったでしょうね」
「17 歳で寮に入ったころは両親に手紙を書きました。母はそれを全部保管していて、私に2人目の子どもができたある日、その手紙を送ってきて言うのです。子供や孫のために思い出話を書いてちょうだいと。そのときは母の頭がどうかしたのかと思いましたけど、私は母が大好きでしたから、言われたとおりにしたのです」
「10代のころの考え方とか見方とかを読み返すうちに、心のなかにストーリーの種みたいなものが浮かんできました」その種が小説として結実し、1979年に刊行されるにいたった。レベッカ・バートンの名で発表された作品の舞台は、もちろんスイスとフランスである。
「この小説を書き上げるとすぐに次のものが書きたくなっていました。それは第2次大戦を舞台にしたロマンスです。数年後にはハーレクイン社と契約して、ケニアが舞台の作品を刊行しました。それはずっとお気に入りの作品です」
「この話の教訓は、母親の直感を過小評価するな、ということです!」
その後も豊かな才能を発揮して執筆を続けるレベッカ。全米読者選賞、ロマンティックタイムズ誌の批評家選賞を受賞したほか、ユタ州の年度代表作家にも選ばれている。これまでに50作以上の作品がある。