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ヴァレリー・パーヴ (Valerie Parv)
オーストラリア在住の作家。日本デビューは1986年刊行のハーレクイン・イマージュの作品で、その後イマージュだけでなく、シルエット・ロマンスでも数多く作品を発表して着実な人気を得ている。
ヴァレリーはもともとはノンフィクションや新聞のコラムといった分野で活躍していた。作家としての地位を確立し、ノンフィクションの刊行作品が18冊に及んだ時点で、“社会的な問題を追うのもいいけれど、そろそろ自分の大好きな世界を書いてみてもいいかもしれない”と思ったという。幸いにも、ロマンス小説家になることがいかに厳しく競争の激しいものかを知らなかったために、彼女はためらうことなくその世界に飛び込み、みずからが読みたいと思うような作品を次々と生み出していった。
故国の豊かな自然と美しいビーチをこよなく愛するヴァレリーは、作品の舞台にしばしばオーストラリアを選ぶ。オーストラリア中を旅して知ったすばらしさを、どうしても読者と共有したいのだという。また、グレートバリアリーフに代表される美しい南太平洋の自然にインスピレーションを得て、ストーリーの中で架空の国を創造した。シルエット・ロマンスで人気のミニシリーズの舞台、カラメール公国である。“架空の国を作る際に最も楽しい作業は、その国の法律などを一から考えることです”と語る。
以前はクロコダイル・ハンターをしていて、現在は漫画家である夫ポールとは三十年以上連れ添った仲。彼はヴァレリーの思い描くヒーローそのものだという。ポールはその技能を生かして、ヴァレリーの本に挿絵を描いたことも。現在二人は、長年住み慣れたシドニーを離れ、首都キャンベラに居を構える。ヴァレリーいわく“ここは理想的な環境です。都会に住むことで知的刺激を受けられると同時に美しさと静けさに満ちた田園地帯のよさを味わえるのですから”また、創作活動への関心が高い都市でもあり、キャンベラ大学で創作講座を受け持っているヴァレリーは、ちょっとした有名人だという。
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