お隣の魔法使い 語らうは四季の詩
世界は「ちょっぴり不思議」で満ちている。そしてそれはあたしを「ちょっぴり幸せ」にしてくれる。毎度おなじみの「お隣」ワールド。今回は、釣り堀、虹、雪だるま、通販カタログ、ミルクのジャム、などなど不思議と幸せを満載してお送りします!
「トゥックトゥイックです。ミズ・メアリー。まだ覚えてはいただけませんか」 そんなこと言ったって、あたしが誰をどう呼ぼうと、あたしの勝手じゃない。けっして舌を噛みそうになるからというわけじゃないのよ。それよりツクツクさん、また変なことを始めてるんじゃない? 「いえいえ、たんなる化石の発掘ですよ」 化石の発掘って……お家で? ゴロゴロゴロ……ドシャーン! って今、雷が落ちなかった!? あれ、なんだか家全体が点滅しているような気が……。あらら、向こうでメイドさんが踊り狂ってるわ!? あの娘、あんな子だったかしら? いつもよりちょっとにぎやかで楽しいお隣ワールド、フォースシーズンへようこそ! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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(C) Sami Shinosaki / SB Creative Corp.
出版日:2008/09/10