お隣の魔法使い 語らうは四季の詩
世界は「ちょっぴり不思議」で満ちている。そしてそれはあたしを「ちょっぴり幸せ」にしてくれる。毎度おなじみの「お隣」ワールド。今回は、釣り堀、虹、雪だるま、通販カタログ、ミルクのジャム、などなど不思議と幸せを満載してお送りします!
「トゥックトゥイックです。ミズ・メアリー。まだ覚えてはいただけませんか」 そんなこと言ったって、あたしが誰をどう呼ぼうと、あたしの勝手じゃない。けっして舌を噛みそうになるからというわけじゃないのよ。それよりツクツクさん、また変なことを始めてるんじゃない? 「いえいえ、たんなる化石の発掘ですよ」 化石の発掘って……お家で? ゴロゴロゴロ……ドシャーン! って今、雷が落ちなかった!? あれ、なんだか家全体が点滅しているような気が……。あらら、向こうでメイドさんが踊り狂ってるわ!? あの娘、あんな子だったかしら? いつもよりちょっとにぎやかで楽しいお隣ワールド、フォースシーズンへようこそ! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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(C) Sami Shinosaki / SB Creative Corp.
出版日:2008/09/10
「お隣の魔法使い」シリーズ
- お隣の魔法使い 始まりは一つの呪文
- 心温まるお隣ファンタジー開幕です! ある日お隣に越してきた不思議な青年ツクツクさんと、元気いっぱいの女の子メアリー・フィールズが繰り広げる、心温まるファンタジー。 あたしはメアリー・フィールズ…
- お隣の魔法使い 不思議は二人の使い魔
- 不思議なお隣ワールドセカンドシーズン! 相変わらずの二人が繰り広げる、のんびりほのぼのストーリー。お茶を飲みながら、ゆっくりどうぞ。 「どうしてツクツクさんの周りは不思議なことばかりなのかしら…
- お隣の魔法使い 永遠は三つめの願い
- 『春風注意報。渡り猫が到来しております』 春一番は、何でも吹き飛ばしてしまいそう。それとも、何でも飛んでこられるのかしら。どちらにしても、お隣にいくのに全力で風と闘わなきゃならないなんて、今…