ジョン平とぼくと
使い魔と少年の、ゆるゆる現代ファンタジー。魔法の苦手な高校生・北見重がなんとかやりすごしていた日々は、新しい教師が赴任してきたのをきっかけに大きく動き始める。のんびりゆるゆる、だけど心にしっかり残る。魔法の世界に生きる科学の徒とその使い魔の織りなす現代ファンタジー。
そこは魔法が日常的に存在する世界。魔法の苦手な高校生・北見重は、大した能力もなさそうな彼の使い魔・ジョン平とともに、なんとか日々をやりすごしている。目下の悩みのタネは、3週間後に予定されている魔法実技の試験である。そんなある日、重の通う高校に、新任の物理化学教師がやってくる。普段使われていない化学室の個人利用を許され、ひとり化学実験などにいそしんでいる重にとっては、自分の大切な居場所がなくなるかどうかの一大事。しかしそれは、もっと大きな出来事の序曲にすぎなかったのだった。架空科学系テキストサイト「大西科学」が贈る、ハートウォーミング・ファンタジー。巻末には小川一水氏による解説を収録。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
続きを読む
(C) ONISHI SCIENCE / SB Creative Corp.
出版日:2006/09/13
「ジョン平とぼくと」シリーズ
- ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫
- 好評シリーズ第2弾! 「追われてるの。かくまってくれる?」 「……冗談だろ?」 高校二年から三年に上がる前の春休み。昼ご飯から戻ってきた重とジョン平が化学室のドアを開けると、そこには見慣れない女…
- ジョン平とぼくと3 ジョン平とぼくらの世界
- 正しい答えなんて、ない。新学期、一年生の教室で出会った少女に重は驚く。彼女が、春休みに出会った女の子・岡崎三葉にそっくりだったからだ。だが三葉であるわけがない。ということは、つまり彼女は――!…
- ジョン平とぼくと4 ジョン平とぼくときみと
- 人と使い魔と、科学と魔法と。小木津の巻き起こした幽霊騒動、三葉とオーランジェの後日譚、そして秋の学園祭。シリーズ初の短編集、登場! 隣のクラスの悪友・小木津に借りた教科書を返しにいった北見重は…