「社交界の毒婦とよばれる私」シリーズ
社交界の毒婦とよばれる私
~素敵な辺境伯令息に腕を折られたので、責任とってもらいます~
はいはい
お望みどおり、頭からワインをぶっかけてあげますね!
ファルトン伯爵家の長女セレナは、異母妹マリンに無理やり悪女を演じさせられていた。言うとおりにしないと、マリンを溺愛している父にセレナは食事を抜かれてしまう。
今日の夜会でのマリンのお目当ては、バルゴア辺境伯の令息リオだ。
――はいはい、私がマリンのお望みどおり、頭からワインをぶっかけてあげるから、あなたたちは私を悪者にしてさっさとイチャイチャしなさいよ……。
と思っていたら、リオに捕まれたセレナの手首がゴギッと鈍い音を出す。
「叔父さん、叔母さん! や、やばい!」
「えっ何やらかしたのよ、リオ!?」
骨にヒビが入ってしまいリオに保護されたことをきっかけに、セレナの過酷だった境遇は優しく愛に満ちたものへと変わっていく。
続きを読む
(C) Mikan Kurusu/Tugikuru Corp.
価格:1430円
出版日:2024/04/10
出版日:2024/04/10
ツギクルブックス ランキング 一覧
本日のランキング
週間ランキング
月間ランキング