神曲奏界ポリフォニカ えきさいと・ぶるう
ふにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ! あいつら神曲楽士とかいって偉そうに、得体の知れない音楽をぴーひゃらぴーひゃら、うるさくてかなわない。私たちはチンドン屋に飼われているようなものよ。いいことルーファ、私たちはこんな悪質な労働条件を覆さなきゃならないの!
明け方近く。メニス帝国内、凰都ヴィレニス上空にたたずむ影が二つ。ちびっ子精霊のハイディと、超気弱でメガネっ子精霊のルーファ。「私たちは人間の手から精霊の権利を取り戻す礎となるのよ!」 「はい! ハイディ様!」 精霊至上主義現実派(通称:ハイディと変な連中)の理想を具現化するため、ハイディの指示を受けてまずは天才神曲楽士シーヴァル・リグルスを手なづけようとするルーファ。しかしなぜかリグルスの兄・クルナのもとへ転がり込んでしまった彼女は、彼の神曲……いや、「他人の脳を鷲づかみにするような怪音波」によって、逆にクルナの召使いになることに!? 炊事、洗濯、アルバイト、さらにメイドのコスプレまでさせられているところへ、ルーファの友人ササヤ、さらに盗まれた幻の神曲楽譜が絡んできて、騒動は騒動を呼び……。 ポリフォニカ新シリーズ「えきさいと・ぶるう」ゆるやかにスタート! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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(C) Toshihiko Tsukiji / (C) Ichiro Sakaki / SB Creative Corp.
出版日:2007/02/13
「神曲奏界ポリフォニカ ぶるう」シリーズ
- 神曲奏界ポリフォニカ ふゅーじてぃぶ・ぶるう
- 「おいルーファ、もう食い物なかったか」 「冷蔵庫も米びつも空です……。一握りの塩しかありません……。最後に食べたパンは三日前……カビ生えてましたけど……」 「あれはうまかったな……。最後のパンだと思え…
- 神曲奏界ポリフォニカ こんふゅーじょん・ぶるう
- 怒涛のぶるう第3弾! 「もっと真面目に、生きるときが来たのかもしれないな……」 そんなクルナの呟きに、ルーファは驚愕を隠せない。……が。 「念のために訊きますけど、クルナ様の真面目ってどういうこと…