- 購入(閲覧期間:会員登録期間)
- お気に入りに追加
- お気に入りに追加
- マイリストに追加
- マイリストに追加
新幹線の科学[改訂版]
進化し続ける日本の「大動脈」を支える技術
日本列島を駆け巡る高速鉄道の秘密に迫る
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
2010年に『新幹線の科学』を刊行してから約9年経ち、新幹線のさまざまな点が進化しました。2011年には九州新幹線の博多―新八代間が開通し、2015年には北陸新幹線が長野から金沢まで延び、2016年には北海道新幹線が新青森と新函館北斗を結びました。東海道新幹線のN700系はさらに進化し、北陸新幹線にはE7系、W7系が登場しました。現在、金沢―敦賀間、新函館北斗―札幌間、武雄温泉―長崎間の建設も進んでいます。本書では、日本の「大動脈」といえる新幹線の最新知識を、写真とイラストで解説します。
はじめに
第1章 N700系の科学
1-1 N700系はなぜ300km/hもだせるのか?
1-2 300km/hを実現する車体傾斜装置の秘密
1-3 空気抵抗を減らして「速く静かに」走行する
第2章 新幹線の基礎知識
2-1 新幹線の列車を実際に走らせているのは誰?
2-2 新幹線という言葉にはどんな意味がある?
2-3 速度が遅くても新幹線と名乗っている理由は?
第3章 駆動系の科学
3-1 新幹線は強力なモーターで超高速走行を実現する
3-2 どんなモーターが新幹線には使われている?
3-3 車重を減らすシステムユニット構造とは?
第4章 電力供給の科学
4-1 新幹線を超高速で走らせる大電力をどう供給する?
4-2 2種類の電源周波数に新幹線はどう対応したか?
4-3 新幹線に電力を確実に供給する複雑な仕組み
第5章 車体の科学
5-1 新幹線の車体にはどんな性能が求められる?
5-2 なぜ新幹線の先頭車両は流線型の部分が長いのか?
5-3 なぜアルミニウム合金が新幹線の車体に使われる?
第6章 客室の科学
6-1 リクライニングと回転とに対応する進化した腰掛
6-2 座り心地がよくなり重量も軽くなっている腰掛
6-3 3層構造の窓は飛び石にも耐えられる!
第7章 運転の科学
7-1 新幹線の運転室にはどんな機器があるのか?
7-2 なぜ線路際に信号機がないのか?
7-3 3つのモニター装置にはどんな情報が表示される?
第8章 線路の科学
8-1 ロングレールと伸縮継目の秘密
8-2 新幹線の「道床」はなぜ2種類あるのか?
8-3 どうして超高速で分岐できるのか?
第9章 安全の科学
9-1 乗客の安全を守るATC(自動列車制御装置)とは?
9-2 すべての新幹線を管理するCTC(列車集中制御装置)とは?
9-3 場所は極秘の総合指令所とは?
第10章 乗客サービスと運行
10-1 自動改札機の利用状況は車掌にも伝えられる!
10-2 車掌も運転を担当!? 運転車掌と旅客専務車掌
10-3 列車ダイヤはいまでも熟練の担当者が仕上げる
第11章 海外・将来の高速鉄道
11-1 ヨーロッパ版新幹線「TGV」「AVE」「ICE」
11-2 台湾高速鉄道には日本の新幹線が駆け抜ける!
11-3 各国がしのぎを削る高速鉄道の売り込み合戦
など
続きを読む
(C) 梅原 淳 2019
ページ数:192ページ
出版日:2019/09/13