「美しき奴隷」のときのジョージーはお金もないのに賭け事で大損し、姉に泣きつくどうしようもない子だったのですが、姉と離れ離れになってからは、頭良いし、運動神経もかなりものもだったり、ものすごく弱者に優しかったり、良い子でした。ヒーローに言いたいのは、ちゃんと避妊しましょう。ヒロインを手放したくなかったとか言い訳しそうですけど。最後の方に「モスクワの夜は熱く」の主人公達の後日談がチラッと。２人目の子供も生まれたそうで、良かった良かった。

惹かれてはいけない人に惹かれてしまうっていうのはわかるんですけど、最終的にハッピーエンドに終わるってのもわかってはいるんですけど、ヒロインは冤罪なにの、陥れいれられたと言うヒロインの言葉を信じずスルーし、他人に聞いた話で無罪だったとわかったヒーローの反省のページ数が足りない感じ。傲慢、自分勝手すぎるヒーローで、こんなやつ、捨てちゃえと思いました。ヒロインが刑務所で味わった恐怖の３年間を思いながら読むと泣けます。泣けるから良い話ってわけではなく。もっと憎め、ぜったい許すなと言いたくなる。