レビューで絶賛されていたので読んでみました。その意味がわかりました（笑）最初から最後まで話がとてもしっかりしてて流れるように読み進み、いつの間にか入り込んでいきました。どの本も同じ128ページなのにこの本の中身の濃さ･･･堪能しました。ラストの方も頁数がとってあって、その後というのが見られて良かったです。（結構最後いきなり終わるみたいなのも多いので）高評価に納得の一冊でした。

ＨＱに登場するヒーローには珍しくルックスも経済力もあって性格が良いです（笑）とにかく全編を通して優しく大きな愛でヒロインを見守ります。でも大きな秘密を抱えるヒロインは自分も愛しているのですがなかなか飛び込めません。いつも穏やかな表情のヒーローが情熱的な告白をするシーン、表情ががらっと変わって力強くて素敵でした。二人が選んだこれからの人生はＨＱでは珍しいパターンだけどとても素晴らしいことだと思います。

ＨＱは身分が違うとか経済力が違うとか、そういう差から来る主従の関係だったり契約の関係の話が多いですが（それも好きですが）、これは対等な二人のお話で新鮮でした。自分の気持ちに素直な女性と素直になれない男性でしたが、二人で問題を解決するため行動を起こしていくうちに･･･さわたかなラブロマンスです。

立ち読みまでがドラマティックで購入したら以後は物足りないというパターンを良く経験する私ですが、この本は良かったです。立ち読みの時点で人間関係は読めましたが、その後の展開がとても面白く読みごたえがありました。後記で作者も言ってましたが、もう少し頁数があったら更に面白いのになと思いました。余談ですが後記好きなので全部のについてると嬉しいです。

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立ち読みで、これからの進展にとても興味を持って購入しましたが･･･画面の向こう側では話が展開されているのですが、こちら側の私には淡々とした内容に感じました。とても綺麗な登場人物がストーリーに沿って流れている感じでした。