「戦塵外史」シリーズ
戦塵外史 四 豪兵伝
男は樵であった。戦へとかり出され、籠城戦で戦った。ただただ、生きて帰りたい、それだけを願い、戦う漢の生き様とは。 戦場に、夜の街に、そこかしこでわき出る名もなき人々に焦点を当てた珠玉の短編集。
巨漢の樵が戦場で振るう血塗れの鉞。そこに籠められていたのは妻と、そしてまだ見ぬ子への想いだった。 屈強な傭兵が、ある日剣を捨て鍬を持った。いったい何が彼にそんな決意をさせたのだろうか。 憑かれたように女人像を彫り続ける石工。彼の奇行の深奥には、幼い日の忘れえぬ記憶があった。 そして名もなき荷駄隊の人夫が目撃した戦場の本当の姿とは……。 王侯貴族から傭兵、そして市井の人々にまで隈なく光をあて、その生き様を繊細に、しかし大胆に、あますところなく描ききった珠玉の短編集。大陸シリーズ未収録短編八本が、遂にこの一冊に集結! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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(C) Isamu Hanada / SB Creative Corp.
価格:693円
出版日:2007/11/13
出版日:2007/11/13
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