カレーの世界史

カレーの世界史

ルウに溶け込んだ人類の歴史

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もはや日本の国民食といっても過言ではない、カレー。

インドで生まれたこの料理は、イギリスから世界各地に広がって、それぞれの土地で、さまざまな影響を受けながら、独自の姿に変容していきました。
世界の人々は、カレーという「異文化」をどのようにとらえたのか? そして、われわれ日本人は、カレーをどのように受け入れたのか?

本書は、各地の食文化や宗教、社会制度を、「カレー」という食べ物を通じて読み解こうと試みました。
からいものは大好きな人も、苦手な人も、
世界史に興味がある人も、ない人も、
そして、カレーが好きな人もそうでない人も・・・・・・

褐色のスープが織りなす、美味なる世界に飛び込んでみませんか?

はじめに
前菜 カレーの基礎知識
 [1]そもそも“カレー”とは何なのか?
 [2]カレーにはどんな系統がある?
 [3]インド人はどんなカレーを食べている?
1皿目 インドとカレー
 インド料理は“混ぜる”文化
 カレーはいつ頃から食べられていた?
 北インド、南インドのカレーの特徴
 ベンガル地方、ゴアのカレーの特徴
2皿目 カレーの世界史
 世界を魅了した希少な調味料
 中世ヨーロッパが渇望したコショウの実
 ポルトガルによるインド航路開拓
 世界を席巻したトウガラシ
 ヨーロッパ人はカレーをどう記録したか
 「カレー」はヨーロッパ人の勘違い?
3皿目 世界のカレー事情
 辛すぎるパキスタン、一汁二菜のネパール
 宗教タブーの少ないスリランカカレー
 辛さも具材も個性的なタイカレー
 フランスの影響を受けたベトナムカレー
4皿目 カレーと日本人
 カレー初上陸の地はどこだ?
 カレーを最初に食べた日本人は誰?
 戦争とカレーの深い関係
 カレーで海軍を救った軍医がいた
 国産カレー粉はどのように普及したか?
 ラス・ビハリ・ボースとA.M.ナイル
おわりに
参考文献
など
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価格:1100円
ページ数:192ページ
出版日:2020/01/06

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