知らないではすまされない地政学が予測する日本の未来
																									
														米中冷戦後の世界に必要な戦略的視点とは?
													
																								
													コロナ禍、中国の台頭、米大統領選……
激動する世界において必要な戦略的視点とは!?
世界が中国を排除する地球規模の大激震と米中冷戦。ポスト・コロナの新たな世界において日本の歴史と国民性を基盤とした「日本独自の戦略」とはなにか。地政学的思考方法を基礎として提言する。
												
																									
														はじめに
第一章 マクロな視点でコロナ後の世界の動向を分析する地政学の基本
 なぜいま地政学か
 日露戦争と地政学──弱体化した英国の制海権とロシアの膨張
 海洋国家と大陸国家・視点の違う地政学──基本的な地政学用語
 日本の立ち位置はヒンターランド
第二章 中国経済に依存した悲劇
 中国共産党の基本政策と日本の対中戦略
 大陸的発想で海洋進出──地政学を読み違えた中国
 ほころびを見せ始めた一帯一路政策
 インドを包囲する真珠の首飾り作戦──一帯一路政策の実態
 コロナ危機で露呈した中国外交の限界
第三章 地政学から見た朝鮮半島──日本の戦略的視点とは
 地政学から見た朝鮮半島プレリュード
 中国に寄り添い大陸国家を目指す南朝鮮・韓国
 反日の原点──南北朝鮮建国神話の違い
 朝鮮半島38度線を軸に南北逆転の地政学的巨大地殻変動が起きている
 軍事的圧力で変化する北朝鮮
 コロナ感染を認めず、核をあきらめない北への日本のアプローチ
第四章 海から見た日本の生き残り戦略
 海の地政学──知られざる安倍論文の中身
 日米印豪を結ぶ日本の戦略
 東南アジアとアメリカを結ぶ日本の海洋地政学的戦略
 オーストラリアとインドをクアッドに追いやった中国の自業自得
 古代中国の地政学から見た新日英同盟
 第五章 新段階に入った日本──地政学的立ち位置とクアッドの舞台
 クアッドからTPPへと新世界構築の推進役となる日本
 米新政権に対する日本の戦略とファイブ・アイズ加入の条件
 資源輸出国から産業国家に──ロシアから見た日本の重要性
 オホーツク海を塞ぐ北方領土
参考文献													
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(C) Toshiaki Matsumoto 2021
出版日:2021/01/05
					