発達障害「不可解な行動」には理由がある
「なぜ?」「どうして?」その裏側には、ちゃんと理由があります。
「落ち着きがない」「衝動的な言動が多い」「仕事でミスが多い」……
そんな発達障害の方の行動が気になっている人、多いかもしれません。
このような行動はどれも、じつは性格やる気、しつけが原因ではないのです。それぞれの行動の裏側には、医学的に見た理由が存在するのです。
その原因や、有効な対処法がわかれば、発達障害当事者の方とのすれ違いや、あなたが一人で抱え込んでいる悩みが減るかもしれません。
数十年に及ぶ臨床経験を持つ医師が医学的知見にもとづいて教える「当事者との上手な向き合い方」。
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はじめに
「発達障害なんて理解できない」と諦めないで――愛情を持って関わり続けるために
序章 まずみなさんにお伝えしたいこと
第1章 発達障害の人の「頭の中」はどうなっているのか?
5000人の患者さんと接してきた私が言えること
発達障害の方々に見られる特徴的な感覚現象とは?
私たちが見ている世界とどう違うのか?
発達障害の人は世界をどんなふうに認知している?
第2章 困っている周囲の人がとくに多い発達障害の「不可解な行動」
職場・学校・家庭でよく目にする「不可解な行動」
「不可解な行動」には理由がある それぞれの対処法とともに、専門家が教えます!
第3章 当事者たちが抱える悩みとは?
「不可解な行動」をとりたくてとっているわけではない
発達障害者が周囲から言われるとつらい言葉
発達障害の人たちが周囲からとられるとつらい行動
発達障害の当事者の自己開示が重要
第4章 ともに生きやすくするための処方箋
仕事や学習を進める上で意識したいこと
居心地の良い環境を創るために
社会とのつながり方を考える
おわりに
発達障害者の人生は周囲の人たちからの「愛情」で大きく変化する
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(C) Akira Iwanami 2024
出版日:2024/08/07