発達障害の子どもに伝わることば
“なぜか伝わらない”を“伝わる!!”に
「ちょっと待ってね」は待ってくれないのに、電子レンジのチンは待てるのはどうして?
「ダメでしょ!」「もうやめて」と言っても、困った行動を繰り返すのはどうして?
ことばとコミュニケーションの発達と、発達障害の特性を持つ子どもたちに伝わる声かけ・コミュニケーション。
療育や医療の現場出身の研究者が深掘りし、ちまたに出まわる誤解と偏見を解消します。
発達障害のわが子を持つ保護者の方々はもちろん、子どものコミュニケーションに悩むすべての人に贈る、気鋭の専門家、初の新書。
4人の専門家が寄稿したコラムを併録。
本書では、まず第1章と第2章で発達障害と言語発達の前提知識を学び、続く第3章と第4章でASD、ADHDそれぞれにおけるコミュニケーションの問題と方策を探ります。そして第5章では発達障害の特性を持つ子どものみならず、広く子どもとのコミュニケーションにおいて大人ができる工夫を考えていきます。
発達障害にまつわる知識は日々更新され、また誤解や偏見がついてまわります。
執筆時点において科学的に最も正しいと思われる解説を心がけました。
※カバー画像が異なる場合があります。
はじめに 発達障害の子どもとのコミュニケーションを考える
第1章 発達障害理解の大前提
第2章 ことばとコミュニケーションの発達
第3章 自閉症スペクトラム障害(ASD)のことばとコミュニケーション
第4章 注意欠如・多動性障害(ADHD)のことばとコミュニケーション
第5章 発達障害の子どもに伝わることば・コミュニケーション
コラム寄稿
・合理的配慮とICT活用(水内豊和)
・文字指導の落とし穴(荻布優子)
・現在の幼児への発達支援の問題点(黒田美保)
・いま注目を浴びる「非認知能力」とは何か(森口佑介)
続きを読む
(C) Akihiro Kawasaki 2024
出版日:2024/10/06