英文法は語源から学べ!
●史上最も夢中で読める、「本質がわかる」英文法入門書!
「現在形が未来を意味するのはなぜ?」
「仮定法で助動詞を使うのはなぜ?」
「There is the cat on the roof.が不自然に響くのはなぜ?」
「英文法の本質」とはすなわち、このような「公式の“なぜ?”」が理解できることです。
では、どうしたら、それぞれの「公式の“なぜ?”」がわかるのでしょうか?
その答えが、公式を「語源」、すなわちその公式の「成り立ち」から学ぶということです。
皆さんが今「無味乾燥なルール」と思っている公式の多くには、歴史的な理由があります。
わけもなく今の形になっているのではなく、“英語の歴史上、理由があったから”、今の形、意味、用法になったのです。
そのため、本書は、英文法をより深く理解するために、「各公式を成り立ちから学ぶ」というアプローチをとったものです。
延べ数百万人に読まれた『死ぬほどわかる英文法ブログ』著者が教える、
「英文法の世界が180度変わって見える」入門書!
※カバー画像が異なる場合があります。
■はじめに 「成り立ち」から学べば、英文法の本質が見えてくる!
「無味乾燥なルールの丸暗記」を強いられる英文法
「公式の“なぜ?”」は成り立ちを紐解けばよくわかる!
成り立ちを知ると、「助動詞=主観」の理由がわかる!
■第1章 時制
現在形と過去形――現在形は「幅の短い時間」が抜けて、「幅の長い時間」が残ったもの
現在進行形(1)――be on Vingのonが抜けたから、「途中」が本質 ほか
■第2章 助動詞
助動詞の意味と成り立ち――「主観にかかわる動詞」が助動詞になったので、「気持ち」を表現する
will/be going to(1)――willはwishと近い意味だったから、「気持ちが傾く」感覚 ほか
■第3章 仮定法
仮定法と助動詞――助動詞の「話者の主観」が、仮定法につながった
仮定法過去/仮定法過去完了――過去形がもつ「現実からの距離」が仮定法につながった ほか
■第4章 不定詞
不定詞to Vの成り立ちとイメージ――「前置詞to」と同語源なので、「矢印」のイメージにつながった
名詞用法(1)――toの「矢印」のイメージが未来志向「これから」の意味につながった ほか
■第5章 動名詞と現在分詞、過去分詞
動名詞Ving(1)――進行形Vingと類似しているから「実現」の意味を帯びた
動名詞Ving(2)――Vingは「過去」だから「後ろ向き」、to Vは「未来」だから「前向き」 ほか
■第6章 名詞
the(1)――thatと同語源なので、theにも「指をさす」感覚が残った
the(2)――「指をさす」感覚が、「まとめ上げる」感覚につながる ほか
■第7章 形容詞と副詞
形容詞節を作る関係代名詞――that の「指してつなげる」働きで、2文をつなげるようになった
形容詞節を作る関係副詞――全体では形容詞、内部では副詞になる ほか
■第8章 前置詞
of――of は「分離」だから「奪う」につながった
for――before「前に」だから、「方向性」のイメージを持つ ほか
■第9章 文型
第1文型(SV)――前置詞を伴うことが多いため、「移動/存在」の意味になりやすい
第2文型(SVC)、第3文型(SVO)――「イコール」の関係が成り立てばSVC、成り立たなければSVOとなる ほか
■第10章 語順
英語の情報構造とThere is構文――新情報を後ろに回すため、There is構文が使われた
倒置――「V2語順」を守るため、否定表現+VSの語順になった ほか
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(C) Yuta Watanabe 2025
出版日:2025/03/14