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シークの拒絶藤田和子/ジェイン・ポーター
久々感動した。 評価5 5

前作も読んでいましたが、こちらも良かったです。 ヒロインの性格…確かにめちゃめちゃ感は否めないんだけど、あなたは汚点、なんて多感な年頃に、実の親だと思っていた人から言われたら、プリンセスじゃなかったらもーっと荒んでいたかも。 私の嫌いな言い訳言葉の、だって、でも、の多用は、王女のどうにもならない状況を表しているんだろうと思います。愛してると言ってくれた、この人ならと愛していた人に裏切られ、親族は全く当てにならない。母親を死に追いやったのも…元はと言えば育ててもらってるその親族たち。 私が愛されなかったから、私はこの子を愛して産むと決めたヒロインの気持ちが痛いほど切なくて、本当に応援しちゃいました。でも、嫌な親族だわーって思ってた義母の、私に似て欲しかったって言葉も、グッときたなぁ。子供が産めなかったのか、ヒロインがいたから産ませてもらえなかったのか。その分きちんと育てて行こうと思っていたぢろうし、、でも内心複雑だろうし、それでも愛したかったんだろうな、本当は。 ラストに出てくる、生まれてくれてありがとうの言葉は、子育てに疲れた時、パートナーと喧嘩した後、自分が嫌になった時、愛してるってなんだろう?と思った時、毎日でも思って言いたい言葉だなと思います。 じーんときました。

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