自分も身長が１４８ｃｍしかないので、ヒロインの後半の葛藤が人ごとではなく、完全に感情移入。泣いちゃいそうでしたわ。しかし、ヒーローの立場になってみれば、美しすぎるのも”呪い”なんですな。さちみ先生の美しい絵と、やさしいストーリーがぴったりでした。この作家さん、初めて読んだけど、最近のHQにしてはヒットです。HOTシーンもなく、胸きゅんにさせてくれる心温まる物語。個人的にマイブック入り決定★

花津先生の作品は初めて読んだのが「令嬢とプレイボーイ」（お気楽ヒーロー）だったので、コメディの作画の方が絶対あっていると思いました。虫よけスプレーに萌えてしまうヒーロー、サイコー♪ドロドロもなく、イライラもなく、最近珍しい読後感のよいＨＱです。

大絶賛のレビューばかりの中に、また絶賛がひとつ増えても芸がないですが。藤田先生は昨年のリージェンシーといい、この中世ものといいヒストリカル大当たりですね。時代考証をふまえた、衣装の絵も素晴らしいですけど、なんといっても原作を超えたヒーローとヒロインの心の内の描き方がスバライしい！ 今まで、どうしてヒストリカルのオファーがなかったのでしょう？ 最近のＨＱコミックは新人さんが多くて、ザンネンな作品が多い中、ＨＱとは、こう描くのよっ★という底力★いや～見せていただきました。永久保存版にしたいです。

黒川先生のひげシークがストライクですね。 ヒーロー・ヒロインそっちのけです。 なぜ、同じ作者さんでシリーズ通さなかったのでしょう？ そこだけ、違和感。（佐柄先生も好きなのですが、サキールの顔が違いすぎる・・・）