ひたむきにヒーローに片思いをするヒロインがほほえましかったです。相思相愛なのになかなかひっつかない、すこしもどかしさも感じつつ、楽しみながら読みました。 自分がクリスマスに贈った手袋をヒロインがつけているのを見た時の、ヒーローの目がキラっとなるシーンがきゅんときました。大満足の１冊です！

逆境に負けない健気なヒロイン、過去の濃いの痛手をトラウマとして抱えるヒーロー、いい味を出しているわき役たち・・・橋本先生の画も含めて、楽しみどころ満載の作品でした。 ハラハラドキドキ感を残したまま、ヒロインとヒーローは結ばれて、そしてある出来事から離れ離れに、でも最後にはまた結ばれる・・・いろいろな展開や要素がもりこんであり、最後まで楽しく読みました。 ページ増量で大満足です！

ヒーローかヒロインが一途な話が、個人的なツボです。 お笹馴染みで、いつの間にか一緒にいるのが当たり前になっていて……失いかけて初めて大切さに気づくこと。そんなありきたりの展開ですが、富士原先生のうまい話の運び方、テンポ良いセリフ、明るくて威勢が良くて憎めないヒロイン、、、魅力が満載の１冊でした。

１巻が無料連載していて、どうしても気になり、２巻を購入しました。 HQには珍しいサスペンス。ヒーローとヒロインが結ばれてめでたし、と安心する傍ら、犯人が捕まっていないハラハラが残り、目が離せません。 いとこの服を借りたヒロインの（いつもより露出多い）姿を見て、思わずパソコンを壊してしまったシーンが微笑ましかったです。霊と話せるヒーローの力が、最後のアクションシーンであんなふうに活かされるとは、想像つきませんでした。

タイムスリップものの中でも、気に入っている作品の１つです。ファンタジーの中に、アクションやハラハラの展開が盛り込んであり、最後まで楽しめます。 生まれ変わっても、運命の人に再会できるって素敵だと思いました。 また、タイムスリップ系の話は、ラストが無理やり漕ぎ着けた感じになってしまうこともありますが、この話はうまく収束しています。

黒田先生の作品はほかのもいくつか読んだことがありますが、この作品のヒーローは、ダントツにセクシーで読者をドキドキさせます。 ほかの方もコメントされているように、ヒーローの行為は犯罪です。しかし、ヒーローのしぐさ、セクシーな肢体、ゾクっとする視線は、その点をわすれさせてしまいます。 あと最後のページで見せた、ヒーローの緩んだ表情もツボにはなりました。

先行配信のときから気になっていた作品です。 自己犠牲的なヒーロー、恵まれない境遇でも健気で強いヒロイン。この2人がどうやってくっつくんだろう…と、なんとなく、予想できたのですが、やっぱり気になっていました。 設定的にはヒーローとヒロインの年の差が20歳なのですが、しっかり者のヒロインといると、あまり感じさせません。 ヒロインに惹かれつつも、責任感から必死に隠そうとするヒーロー、ぶっきらぼうな態度をされて寂しい想いをするヒロイン、のすれ違いシーンが微笑ましかったです。 こんなふうに始まるロマンスもありなのかな、と思う作品でした。

2人とも一途に、２年経ったいまでもお互いを想い続けているーー両者にとって最悪な別れ方をしても、忘れられない人としてずっと心の中にいたのだなと、しみじみ思いました。ヒーローとヒロインそれぞれの葛藤が、うまく伝わってきました。 イタリア舞台とした作品は他にもありますが、ヴェローナがこれほど丁寧に描かれているのは少ないと思います。他のレビュワーの方が仰っているように、実際にイタリアへ行き、ジュリエット像、有名なバルコニー、ロミオとジュリエットの息絶えたとされる場所を訪れたくなります。やはり、松本先生は実際にイタリアへ行ったご経験があるのでしょうか？？気になるところです。 また、シェークスピアのシーンを彷彿させる場面がいくつかあったのも良かったです。ジュリエットの衣装も丁寧に細部が描かれていました。久しぶりに、オリジナルのplayが読みたくなりました。 シェークスピアのR＆Jのような悲劇のエンディングでないのは、やっぱりハッピーエンドのハーレクインですね。