以前に古書店でこの作品を買って読んだことがあります。最後の頁が切られたような跡があり、何だか話もここで終わり？と不完全のような気がして、ちゃんと見てみたいと思ってました。ネット販売では手に入れられるのですが、そのために定価払うのも、と躊躇ってました。気になるのは最後だけなので。でも今回日替わりセールで確認できました。ありがとうございます！で、途中の面白さに比べると、最後があっけないですね。二人の甘々幸せシーンがほしかったです

原作を読んでいないので比較できないためコミックだけを評価すると、星の数は多くなると思います。絵もそれぞれのキャラにぴったりでした。話の展開も良かった。星が-1なのは、最後にヒーローの母が店のお菓子を食べながら変化しそうなところ。あの設定の母親が庶民的な菓子食うわけないだろう、どこまでもプライドの塊だろう、と思ったので。最後にとっつけたような感じで残念に思った。

ヒロインの誠実さが絵柄からも物語からも伺えて、泣きそうな読後感でした。HQは小説にしてもコミックにしてもツッコミ処が満載ですが、この作品に限ってはすごく面白かったとしか言えないバランスの良さ。一つ贅沢を言うなら、ヒロインが妊娠が分かってロンドンに戻ったとき、ヒーローの結婚式を目にするシーンをもっと大きく扱ってほしかった。この時のヒロインの気持ちや情況こそ、HQの真髄だと思うので。

お洋服着てない男女がベッドでハグしているのを見て誤解しない人間はまずいないでしょう。これ夫と妻が逆だったら間違いなく子供の親権奪われて浮気妻の烙印押され離婚だよね。夫は、エドナ悪女にも「妻にだけは」と釈明するようにしないと他の方も書いてるように妻よりエドナを優先してることになる。この誤解の処理の仕方が納得いかないのでどうも読んでムカつく感あり。妻よ、他の男を選べよ、そうしたらHQじゃないけど読者はスカッとするね！原作読んだことあるけど、原作もムカつく。岡本先生がムカつき度をなんとかしようとしているのはわかりますが、如何せん……。

狩野先生の描くヒーローはかっこいいので見るだけでも価値がある、といつもは思うのですが、この作品に至っては物語がひどすぎてAHOにしか見えなかった。そもそも毒入り牛乳を飲んですぐ吐き出したわけではないのにあんなに簡単に助かるわけない、さらに罠を仕掛けた危ない状況に敢えて陥るようにしているのに、飲むなよ。というところから始まってツッコミところ満載でした。私としてはヒロインが祖父となぜ疎遠になったのかだけでもあればまだ良かったが……。月額コースでなく個別に購入していたら辛かったわね、きっと。

私も牧先生のファンです。この作品では登場人物の表情がとてもリアルで感心しました。雨に濡れてしょぼくれた髪のヒーロー（二回！）財産狙いの男の豹変ぶりは特に印象的。物語はベティさんらしいですね、ヒロインが美人なのはかなり少なくて欠点持ちが多い。その代わりヒーローは結構年齢高くてもお金持ち、ハンサム、貴族。そしてお金狙いの美人で高慢な近所の婚約者候補、と三種の神器のようです。そんなパターンでも牧先生の手にかかると面白い。つい購入ボタンを押してしまいます。

ヒロインの小気味よさに惹かれました。ヒーローの魅力がそれに対して低かったのが残念。奥さんももっと嫌なキャラだったらよかったのに。子供の父親のことは別にして離婚して当たり前、のほうが良心の呵責が少ない。子供の父親が違ったから丸く収まりましたは後味がちょっと悪いのだ。故に-1の星の数です。

この絵柄の作家さんには合わないお話だったのではないかと思いますね。もっと叙情的なお話のほうが花吹雪や流れる髪に合うのでは。そもそも自分から離れると決めておいて花をおいていくのがヒーローと分かった途端、あの薄着で追いかけて行くのはなんというか、つい笑ってしまった。原作は無罪だったヒロインの苦しみやそれでも愛してしまう苦悩など書かれております。

無料部分の手紙の謎や愛している父がなぜ認知しないのか、という疑問の答えを知りたくて購入しました。一言で言うと「惜しい」。もっとうまく疑問を解決するようにしたら、まだ面白かったのに。やたらツンツンするヒロインと繰り返し出る過去の誤解ばっかりでつまらん。お母さんが係わっていたのだからもっとヒロインと母のシーンも必要だったのでは？とにかく期待はずれで残念だった。

原作が好きで何度も読み返しているほどです。ヒロインの凛としたところが特に好きで、読んできたＨＱの中で一番と言っていいほどのヒロインです。そのヒロインを損なうことなくコミック化していて、須田先生お見事です。ただ原作では死んだリコの財布の中にヒロインの写真が入っていたというエピソードがあります。私的にはこれ欲しかった。マイナス2点はこれ。

原作を読もうとしたところ、かなり評価が低かったのでやめました。 そして麻生先生のコミックはよくぞ、ここまでマトモにしたという評価でずっと気になっていてやっと読みました。ヒーローがひたすらCOOL！　それ以外はなるほどね、と原作がいかなるものか彷彿させます。物語より主人公二人の存在を楽しむ作品という感じです。

大胆なアレンジに拍手を送ります。原作はそれなりに面白いですが、肝心の心のすれ違いになる原因がちょっと不自然で、納得いかない。コミックはその点物語の展開は自然です。作者も原作の不自然さや因になる父娘の関係を活かす方向にしたのだな～と読んで感心しました。HQ、原作とコミックで二度面白いというところですね

信頼してない兄の言葉を信じてヒロインと話すこともなくいきなり捨てるヒーロー、夢中だったのに。その後はヒロインが愚かでしたが、信頼できるふりした兄には不安な状態のヒロインが簡単に騙されたのはしょうがないでしょうね。でもヒーローが現れてからの対応は、やっぱりおバカさんだったのね、って感じで，登場人物みな、魅力なしの悲しいお話でした、絵は上手なのに残念

ヒーロー、やっぱりヒロイン愛してたというにはいいんだけど、アリアドネはどうしたんだよ、義母もすっかり孫に夢中で大団円というところだけど、アリアドネは納得したのかい？と敵役には冷たいHQだとつくづく思いましたね。面白かったけど。