妹のティーガンが主人公の「ボスと愛人契約」では本編のヒロイン、モーガンは妹思いだが多少楽観的で自己中心的な性格に思えました。それにロマンスにはあまり興味がなく官能的には程遠い女性としか思えませんでした。ですが、この「砂漠にひそむ罠」ではそれが見事に裏切られ、魅力的で官能的な女性に描かれています。やはり素晴らしい男性に愛されると女性は変わるのだなと思いました。ヒーロー、タージクは強引ですが、思いやりも優しさもありなによりセクシーで良かったです。

いろいろ突込みどころはあるものの、とてもセクシーで楽しめる作品でした。ティーガンの葛藤もマーヴェリックの欲望もドキドキしました。特に終盤はどうなるかと思いましたがお約束のハッピーエンドでよかったです。読んでいて官能的な気分になれる作品でした。