真犯人がいるのかと思いきや、普通にヒーローが犯人だなんて…。しかも、盗んだ理由は復讐のためだし、ヒロインに協力した理由は犯人（＝自分）捜しを諦めさせるため。立派な犯罪者です。首飾り事件ももみ消してしまって罪に問われることもなくハッピーエンドって、なんか納得いきません…。

親に捨てられ、不幸な子供時代を送ってきたヒロインが、心に傷を負いながらも明るく振舞う姿に感動しました。たどたどしい字で書かれた書き置きには泣かされました…。ヒーローの妹もいい人で本当によかった。

お嬢様育ちでありながら、自立していて前向きなヒロインはよかったです。ただ、ヒーローが終盤になってもヒロインから逃げて旅行に行ったり、ウジウジと湿っぽい…。前の奥さんに離婚を突き付けられるまで不倫されていたことに気づかないような人、経営者として大丈夫なんでしょうか？