絵柄はそこまで気にはならなかったのです。 が、中盤からラストにかけて、ヒーローの心の動きや後悔、ヒロインへの愛情の自覚などの肝心のところが浅いというか、物足りない。ヒーロー父と義母も殆ど存在感ナシで勿体ない感じがしました。

最後の数ページで全部台無しです。原作は読んでいませんが、ここまで唐突ではないのでは？ヒーローの実家からの完全な独立、ヒロインの父からの自立。ヒロインの妹のこと、ヒロインの父と義母のこと。これだけの内容がバッサリ無くて無理やりハッピーエンドに納得できない。

まさか今何かと話題のあの人がチョイと出てくるとは ！ 互いに家族の過去に苦しんだもの同士、静かに心を寄せていくストーリーに好感が持てました。 ヒロインのお母さんと国王陛下もgood!

ヒーローと呼びたくないくらい短気で傲慢な男性に嫌気がさしました。ヒーローやヒロインが言葉の意味を勘違いするのはハーレクインのお決まりですが、誤解が解けても謝りもせず、さらにヒロインを傷付けるヒーローに腹が立ちました。あっさり許すヒロインもバカでしょうね。面白くない話でした。