突き放すような傲慢ないつもの麻生先生のヒーローとは違い、笑ってしまうような場面もあり、のめり込んで一気に読んでしまいました。ヒーロー、ヒロインの心の動きの表現が相変わらず素晴らしいです。

リン・グレアムさん原作に似たお話しがあるので既読感がありました。本当に似ています。が、お兄さんのシーン～には泣けました…という事でやはり麻生先生の圧倒感が凄いので個人的には甘めの採点です。

船上のシーンと悪魔が好きです。傲慢になる理由も不自然ではないのですんなり読めました。後味が悪くなく（リングレ物としてはあっさりでしょうか）とても良かったです。

この原作をこのページ内に無難に纏めた凄さですね、やっぱり。麻生さんは流石と思います。100%原作通りにするにはもう20～30ページ位必要でしょうね（笑）。