私も月額コースでガッカリな話を立て続けに見ていたので、やっと満足のいく作品に出会えた感じです。ヒロインの一途さも良かったけど、なんと言っても母親達の文通にはやられました。

なのはわかるけど、何故そんなに態度デカく偉そうなんだと詰め寄りたいラスト。ぺんきさん仰るようにヒロインの告白が中途半端なのであれではヒーローが信じないのも無理はないと思う。ヒロイン父は反省なしで死んでしまうし、どうにもスッキリ感がない。でも最大の謎は元彼一族に関する問題って何だったの？横領とか犯罪系だったらそれもまた嫌なんだけど…

のっけから、カラー写真背景でいやな予感がしたら、的中してしまった。写真の貼り付けを多用されると疲れるんですよね。 原因不明の疫病に汚染された食物輸出しようと考えてて、それを停められると経済が・・・って、文句言って解決を早くという割りに研究者一人体制って無理がありすぎでしょう。しかも邪魔をするとか。？？？？で、半ばで読むのをやめました。

王冠に見える…何で二重を切れ切れにしたのか。そして全体を通してヒーローの目が気持ち悪い。まあ気持ち悪い顔なのは全員なんだけど…ドレスでそのまま寝るとか…絵の修復やってるヒロインが、衣装と髪型で古い絵だと思うって…それでいいのか？侵入の件といい何だか突っ込み所が多過ぎる。ライバルも嫌なんだけどヒロインのヒーロー絡みの一喜一憂、嫉妬ぶりも何だか気持ち悪くて同じくらい嫌。

話の重要なポイントであるヒロイン母はその後どうなった？結婚の報告ヒロイン父にしたのか？そもそも何でヒーロー娘はどの時点でヒロインの存在を知ったのか？娘の嫌がらせならきっかけを描かないとあまりにも唐突過ぎる。「ヒーローには売っちゃ駄目」の回収もなしだし、肝心な所を端折り過ぎ。ヒロインはおめでたい頭で子供っぽい。村人の反応で母親とヒーローどっちが嘘吐きかすぐにわかるだろう。ヒーローはヒロインのどこに惹かれたのか全く伝わって来ないし、娘のこともほったらかし。どこにも良い所がなかった。

やってることのえげつなさと来たら…大体ヒーローの前に相手がいて、そっちと結婚することになったのに尚もヒーローに関係迫るってどう言う神経してるんだ？ただの嫌がらせで本気ではないってことかな。まあ二人と付き合ってきた人達から見れば傍迷惑な二人としか言い様がないけれど…ヒロインが個人的な電報を平気でそのまま放り捨てるのも色んな意味で嫌な感じ。ここ無人島じゃなかったか？ゴミをポイポイするのは単に国民性の違いなのか？この二人の女性どうしようもなく受け付けない。それにしてもヒロインはいつドレスの下に水着を着たんだ？ずっと着てたなら水着の紐が丸見えじゃないとおかしいんだけど？そして指輪ダサっ。何でこんなデザインにした？

女遊びは普通にするんだ…プレイボーイで有名なんだからヒロインの前には何人もいた筈。その辺りはヒーロー母の神経逆撫でしてるだろうな。ヒロインの夢が妊娠で全て駄目になるのがやり切れない。代わりに何か見い出すとか欲しい所。二人とも結局、好きな仕事を諦めて家庭にってのは、いくら幸せと言われても何か微妙に感じる。いつもより怒鳴り合いは少なかったけどやっぱり読むのに疲れるのは何が原因なんだろう？

でも、ヒーロー元カノの夫が死んで本当に大変な時に、それを慰めるヒーローを責めるのはやっぱり了見が狭いとしか。二人の実際の仲がどういう状態であれ、どれ程動転しているか、幼い頃に両親失ったヒロインにわからないとは思えない。嫌がらせされてたけど状況が状況なのに、葬儀その他放りだしてさっさと逃げ出すのも何だかな。放っておくのはそこから居なくなるとは違うだろうに。本当にプライドだけが大事だとしか思えない。

かっこよくって，女性にもてる夫って大変ですね。 しかも，別れてからも君のことを想っていた。って・・・ 言動と行動が一致していない・・・ そんなヒーローは嫌かも。だって，結局法律的には，別れていなかったのだから，それは不倫以外の何物でもないし・・・もし，子どもができてしまったらどうするつもりなんだろう。無責任なヒーローに♥－1で。

ヒーローに見とれて？ヒロイン、何か凄くだらしない印象なんだけど。その上馬鹿で子供だ。結婚式が早過ぎると怒り、延期を承諾したヒーローが出張で会えないと言えば怒り…誰の為だ、阿保か！自己中にも程がある。このヒーロー最初から相当忍耐力あると思うんだけど、ヒロインの魅力が皆無でいつどこに惚れたんだとしか…話が全体的にイマイチ。さて絵については、この作家さんのはいつもコースに入ってた時に読むくらいなので、読んだ作品の出版順とかさっぱりわからないけど、今までで一番目が気持ち悪くなくいつもよりは見やすかったので酷評されてて吃驚。そうかもっと綺麗な時期があるんだ。

堅実に自分の足で歩こうとするヒロインの本当の姿を見て，最初は疑いの目で見ていたヒーローも，最後には，嫌われることが怖くなって，本当のことが言えなくなってしまう。 よくあるパターンといえばそれまでですが，ヒーローの気持ちの移り変わりが良く描写されていて，話の中に引きこまれてしまいます。

相手に酷い判断をして酷い仕打ちをすれば、終わりの日、神に同じ秤(同じ基準)を用いて裁かれる(だから公正な判断をし良い目と心を持ちなさい)。聖書的な教訓を連想します。無垢で誠実なﾋﾛｲﾝを信じず痛めつけた男性主人公･ニックは、今度は逆に同様のｹｰｽで「あなたが私を信じてくれなかったように私もあなたを信じない」と突き付けられ愕然とします。この返しに、(性格の悪い私は、)ｽｯとしました。でも、その後のﾋﾛｲﾝ･オリンピアは、前向きです。信じてもらえなかった自らの痛みや苦しみを元に、それでももう一度信じてみようとします。その“誠実”に、とうとうニックも皆の前でぬかずき(ひざまずき)、忠誠にも似た永遠の愛を誓います。(やっぱり最後は“ゆるし”というお定まりのﾊﾟﾀｰﾝも聖書的ですが。)ここまですれば、まあ、溜飲は下がったかな。(謝罪の言葉があればより良かったですが。)それにしても、弟君、凄いｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞです。彼のｽﾋﾟﾝｵﾌは無いのかな？

まーたか！ﾊｰﾚの男どもには、この思想が無いのか⁈と、またも思いました。(もしかして、文化の違い？) 間違っていたと知ったら、すぐに潔くそれを認めて反省し、改めなさい。(大昔から言われてきた事なのに･･･。)“ｶﾀﾙｼｽが少なすぎ”の分類に入る作品でした。男性主人公･アレックス、途中、義母と愛人に『屈服するしか』なかったとかのたまうのは(自分で種蒔いておいて)まだ目をつぶって(?)も、最後、謝罪が足りない。というか、謝罪が無い⁈ 義母も義母で、厚顔無恥にも、よくまあﾗｽﾄでﾆｺﾆｺしていられるものだと。ﾋﾛｲﾝも、不透明に許しすぎで。(9年は『ﾑﾀﾞな年月ではなかった』と言っていますが、その内の何年かはﾑﾀﾞだったような気も。)ﾊｰﾚでは、いわゆる対立者側(男性主人公、愛人、義母等)には、己のした事をとことん反省しﾍｺんでもらって、もっと溜飲を下げたい、と思っている読者も多いのでは？(心狭すぎ?)♥２．８。