ヒロインの周りにあった膿が一気に噴き出た感じ？双子って難しいね。お互い通じ合う事も出来れば、近すぎて憎悪の対象になってしまう。「天使と悪魔」の様に対照的に双子が描かれてるけど、ここまで全く違う双子に育つのかな。母親は出来のいいヒロインばっかりかわいがって、妹の方は適当にあしらってたって感じかな。長年積もり積もったものが何をきっかけに爆発したのか・・・。天使のようなヒロインは確かにいい子かもしれないけど、知らぬ間に敵を作るタイプかもね。綺麗なものが近くにあると、自分がとても汚い存在に感じられるから。しかしこんなきっかけで、知り合った二人が幸せになれるのかな。

このヒーローはなんだろ？ものすごくイライラさせる。二巻に渡って物語を展開させているので強引なストーリー展開はないけど、その分のらりくらりとヒーローの言い訳を聞かされているようです。大事なことを黙っていて、事がうまくいくはずがない。ヒロインがかわいそう。子供はいらなけど奥さんは欲しかったの？結婚したら私は子供が欲しい。結婚前にそういうことちゃんと話し合うべきだと思う。それとあの婆さん、まったくもって悪意の塊。家族をいじめて何がしたかったのかな。でもヒーローはあの婆さんを言い訳の理由にし過ぎ。

ＨＱは相変わらずすごい偶然を咬ませてきますね、研修先で２年前に別れた恋人と出会うなんて。この偶然がなければヒロインは真実を知らずに心に傷を待ったまま過ごすことになるんですよね。ヒーローはここまで幼馴染の妻に尽くさなきゃならなかったのかな。ヒーローの妻はどんな気持ちで結婚したのかな。やっぱりヒーローのこと好きだったんじゃないかな。ヒーローはヒロインを巻き込んじゃいけないと思って、理由を話さないで別れてしまったけど、こんな誠実なヒロインなら話した方がよかったんじゃないかな。意地悪な同僚がいたけど、巻き込まれた子供がかわいそうでした。

ヒーローは愛情に飢えていたならなんで、あんな強欲な自分勝手な女に引っかかるのかな？？ちゃんと愛情のある人をみわけられると思うけど・・・。だってわかるからヒロインと出会ったとき一瞬で愛しい気持ちが湧いてヒロインの結婚を反対したんでしょ？有沢先生の画は綺麗なんだけど、もうひとつ欲を言えばヒーローのスーツ姿をもうちょっとかっこよく描いてほしい。ヒロインのドレス姿は綺麗なんだけど、ヒーローは野暮ったいサラリーマンにしか思えません。

若い頃は肉食男子がとても魅力的に思えるのよね～。ちょっと強引なところが「私愛されてる！」って感じがして。でも落ち着いてくると草食男子？の優しさとか思いやりとかが心に響いてきてくる。このヒーローはとても騎士道にあふれていると言うか、ナイトですね。でも、物わかりが良すぎてダメです。時には、ちょっと駄々をこねないと。ヒロインの過去の傷を考え過ぎです。（どんな傷かよくわからなかったけど）時代背景がちょっとよく解らなかったのですが、大きい戦争中ですよね？二人のその後が心配です。

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お互い一目で恋に落ちたんですね。色々紆余曲折ありましたが、ヒロインが真実にたどり着けてよかったです。しかし余計な嘘と見栄を張ったヒロインの友人は、ヒーローと会うのが恥ずかしかったでしょうね。

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ヒロインは、心に思うことを素直に言葉に出来る女性なんですね。そして、とても強い心を持っている。実の父親にあんなにひどい仕打ちをされたら、「どうしたら父親に認めてもらえるんだろう」なんて考えないで、グレちゃうと思うけど。ヒーローは、クールな感じでキメてるようで、やさしい人ですね。辛いときに人の優しさに触れたからでしょうか。ナイスコーヒー農園の老夫婦。ヒーロー、ヒロインはラブラブ、メロメロな夫婦になると思うけど、ヒロインの仕事にかける情熱が、燃え上がっちゃうとすれ違い夫婦になってしまったりして・・・そんなことにはならないか（笑）

JETさんの個性的な画と激しいヒロインとヒーローとのやりとり。この辺は、いいんです。ＨＱですから。でもゴーインすぎるストーリー展開がついていけませんでした。しかも、オチが「妹」って。いくら父親の浮気で出来た妹でも、好きで結婚を決めた相手になら真実を言えるでしょう！！ヒーローにとっては「ちょっと妹の所へ」的な考えだったかもしれないけど、何も知らないヒロインにとっては耐え難い屈辱ですよ。それを「俺は悪くない」と言うようにヒロインを責めるなんて、ご都合主義過ぎるよ。

ヒーローがいてヒロインがいて、愛し合う。ＨＱだからそれが鉄則だってわかっているけど、物語の導入として患者と看護師として再会するって、すごい奇跡ですよね。あり得ないとこから話が始まるから夢物語が成立するのかな？あくまでも否定的な考えじゃないですよ。ＨＱ好きで読んでますから。

画の感じとか、太い線での小間割とか、30年くらい前の漫画って感じがします。懐かしいとかを通り越して、漫画の歴史資料をみているようです。

こんなに「だめんず」なヒーローが出てくるＨＱもめずらしいのでは？？初恋って特別だし、時間が思い出を美化しちゃったりして、好きだー！！って思い込みが一気に暴走してしまったのね。

柿崎先生お久しぶりです。もう今は漫画はかいてないのですか？子供のころコミックを何冊も買って読みふけっていました。ちょっと怖いお話も、コミカルな不思議なお話も大好きでした。

原作もいろんな人が書いていて、コミックもいろんな人が描いていて、正直登場人物が「同一人物」に思えない事がありました。でも、全体でみればバラエティー飛んだ内容で面白かったです。

ＨＱだから当然なんですが、１０年ぶりの再会って、すごい奇跡ですよね。しかも、お互い会おうと思って、会ったわけではないのに。あり得ない設定から始まるから、ＨＱって夢がみられるんですね。

ヒーローは復讐心がなくなったのなら、普通に素性を明かして、ヒロインに告白すればいいのに、なんでこんなややこしいことするのかな？？あっでも普通じゃＨＱにはならないか！ヒロインの父親は知っていたのかな？？自分の甥っ子だって。しっていたら、「娘と結婚しろ」なんて言わないか？元凶は父親なのね。画が少女漫画から、無理やりＨＱ向けに描こうとした感じがします。大人っぽく描こうとしているのはわかりますが、ヒロインがあれで２２歳はちょっとむりがあって、ヒーローはかっこよく描いてありますが、幼い感じがします。姉さん女房？？

藤田先生の画は艶があって、ストーリーもしっかりしていて、好きです。ヒーローの父親がヒロインを「下の下の花嫁」と言ったときは泣いてしまいました。ひどすぎるよ。人を「下の下の・・・」なんて言えるお前は何様のつもりだよ。金持ちは何でも許されるの！！怒り爆発でした。ヒーローにちゃんとヒロインを傷つけてしまったと気づく良心があってよかったです。ただ、綺麗にしてもらって、優しい言葉をかけてもらったくらいで、ヒーローにすっかり心を許してしまう純真無垢なヒロインが、心配です。ヒーロー父とも仲良くなれたようですが、あんな酷いことを言えちゃう人間なんだから、これからも辛いことが起きてしまうのではと心配です。

計算女とそれに引っかかるちょっと残念な男、それにかかわるまともな人間。原先生の描くＨＱは穏やかな心理描写で進んでいって一気に情熱的になっていくように感じます。

小林先生はベテランらしく、ソツなくこなしていると思います。すれ違い男女のストーリーはこの上なくＨＱらしいけど、よくあるパターンで、逆にいえば小林先生じゃなきゃ、飽きちゃう作品かもしれません。

ヒロインの方が先にヒーローに出合っていたのに、従姉妹に持って行かれるのって、つらいよね。年齢とか、タイミングってやつかな。しかし、このヒロインが亡くなった奥さんに似ていなかったらどうなっていたの？！ヒーローはそれでも好きになった？？ヒーロー子供はなついた？？ヒロインがヒーローのことずっと好きだったから、そんな疑問に蓋をしちゃったのかな。絶対この先亡くなった奥さんと比べられたりして、段々とつらくなっていくようになると思う。

シチリアの男って傲慢なの？女の気持ちはどうでもいいの？？だまって従えって事なのかな？シチリアの人々はそんな疑問も感じることなく、当たり前のことで、そこに１人イギリス人感覚のヒロインがポンと放り込まれたら、戸惑うこと必至ですわな。イギリスに会社持ってて、外国の感覚も持ち合わせているなら少しは気遣ってあげようよ、ヒーロー！！しかも、何かにつけて「おばあちゃん」の連呼はさすがに引くな。いつもＨＱを読むと思うことだけど、男は「ドＳ」で、女は「ドＭ」。でも、読んじゃうんだな。

湊先生のＨＱはいつも情熱的なシーンが満載ですね。大人のための漫画を実感します。実際にあんなにアクティブで、ワイルドな公爵様っているんでしょうか？？

話の内容は置いといて、画がもったいない。昔はもっと見やすい画を描いていたと思います。ＨＱ向けに無理やり大人っぽく見える画にしているのでしょうか？？目元に感情を表現しようとしているのは理解できます。それにしても、線の書き込みが多くて、下書きをそのまま載せているように見えてしまいます。辛口評価でごめんなさい。

麻生先生の描くヒーローはいつも色気があってドキドキします。ＨＱって、ヒーローがどれだけ色気があって、かっこいいかに懸かっていると思うんです。傲慢で、Ｓっ気があっても「彼」なら仕方ないかなって思ってしまうんですよね（笑）

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人それぞれ感情があるし、考え方が違うのが当たり前。原作者と著作者は違う人間だし、ましてや漫画化にあたり打ち合わせしてるわけではないのだから、原作者の意図を正確に黒田先生が把握出来るわけないと思う。黒田先生は単に読み手の立場になって感想をあとがきにしただけと思う。私から見れば、自分の感情を押さえて、きちんと漫画化出来る黒田先生はりっぱなプロだと思う。

星合先生の描くヒーロー、ヒロインは相変わらず喜怒哀楽が激しいですね。このストーリーの一番かわいそうな人はヒーローの恋人かな。バレエのシーンを見たとき、星合先生の「ユニコーンの恋人」を思い出しました。リアルタイムで読んでいたので、ストーリーとは別に感激しました。