勝手な誤解でヒロインを復讐に利用して処女を奪ったヒーロー。ヒロインはヒーローに惚れてた訳だから直前までは合意だろうが、事後の様子を見るに良い体験ではなかったはず。 その後も事故にあって記憶をなくし意識朦朧としてるヒロインと勝手に結婚。全てを思い出して帰ると言ったヒロインの頬を打って気絶させる等、最悪のオンパレードで言葉も出ません。 最後もあっさり許しすぎ。もう少ししっかり謝ってもらわないと！と怒りは湧きましたが、不思議と読後感はそんなに悪くなかったです。絵が綺麗なおかげかもしれません。

ベッドインした翌朝のヒロインのヒーローに対する言葉の刃物が鋭利すぎて震えました。ヒーローが可哀想で可哀想で…なのになぜか可愛く見えて、ヒロインのSっ気というか心の歪みに共感してしまい「もっとやったれ！」と思ってしまいました。 読後は一つの映画をみたような満足感を味わいました。何度読み返しても最高です。

この作者さんが描くヒロインの中でもトップレベルで好きな容姿です。ふっくら唇も表情もセクシーでうっとりしました。 ただヒーローに対する仕打ちが酷すぎて可哀想に思えました。ヒーローに「〇んでしまえばいい」と言い放ったときは読んでるこっちまで悲しくなって涙出ました。さすがに言ってはいけない言葉だと思います。 ヒーローはヒロインが酷い女性であるにもかかわらず一途で一生懸命で魅力たっぷりでした。 ヒーロー母もヒロイン義母も素敵で、子供も可愛かったので買って良かったなと思います。