シルヴィア・アンドルーは大好きで、原作既読です。原先生の少し古風な絵柄は、リージェンシーにぴったりだと思います。メインイベントを上手くまとめてあり、ヒロインとヒーローの心の動きが良くわかります。ただ、原作だと、ヒロイン父は存命でそのため、ヒロインは厄介事にまきこまれるんですが、漫画では設定が少し異なっていましたが、これはこれで面白かったです。

ヒロインの一途さに胸打たれました。実はブロンド美女なのに、黒髪のオールドミスとして、ヒーローの秘書を務めています。ヒーローも大富豪にありがちなプレイボーイではなく、非常にストイックで、誠実に尽くす彼の秘書に惹かれる過程が読んでいてとても心地よかったです。

好きなお話です。記憶を失ったヒロインを、ヒーローがどう思っているのか、ヒロインがまたヒーローに惹かれ、また記憶のかけらを取り戻しつつある過程が丁寧に描かれていて好きです。それにしても、ヒーローのアシスタントは本当に魔女のようでした。男の人って、どうしてこういう女性の本質を見抜けないのでしょうか。10年間、培ってきた信頼というのはそう簡単に崩れないのもわかりますが。。。その点では、ヒロインが気の毒でした。原作も読んでみたい作品です。

たしかに、成人の男性が未成年の女の子に手を出してはいけませんが、ヒーローのヒロインの突き放し方はちょっと冷たすぎましたね。あんな突き放され方をされても、ヒーローを想い続けたヒロインは、けなげですね。その後も、ジェラシーから、相手は他にも男がいると思い、プライドから素直に愛してると言えず。そのくせ、ヒーローのヒロインに対する執着心は物凄い！まあ、お互いとても惹かれ、愛しあっているカップルなので、一旦まとまれば問題ないと思います。そういう点で、読後感はよかったです。

他の方もご指摘のように、出だしのヒーローは頂けなかったけど、ヒロインとヒーローがアクシデントから一つ屋根の下でクリスマスを過ごすうちに惹かれあうようになる過程は素敵でした。最終的には、ヒーローがヒロインにメロメロなのが伝わってきたし。ヒロインも元恋人よりヒーローを選んで大正解でしたね！

幼馴染との恋―全体的にとてもかわいいお話です。個人的には、小さい時の2人の結婚式のシーンが、本当にかわいらしくて好きでした。あと、その時、式を執り行ったヒロインのお兄さんが本当に牧師になっている、というのと、2人の結婚式をそのお兄さんが執り行い、昔の野球カードがでてくるところが本当にツボでした。

ヒロインがヒーローを想う気持ちが切なすぎます。ヒーローは、ヒロインと別れた理由が本当は自分の父親にある、と結構早い段階からわかっていながら、ヒロインに対しての意思表示が遅く、愛人扱い続けてるし。。。最後の最後で気持ちを伝えたけど、それもなあ、なんか周りに言われてだし、とても情けないヒーローでした。

原作を読んでみないと何とも言えませんが、この作品だけでいうなら、ちょっとどうかなって感じです。お話の展開は嫌いじゃない（むしろ好き）なんですが、そこに行きつくまでの過程がなんか雑というかなんというか。。。というより、ヒーローがちょっとよくわからないし、ヒロインは押し切られてその上で振り回されている感じで気の毒でした。

とても大好きなお話です。でも、ヒロインは原作の方が可愛かったかな（お姉さんは漫画の方が面白いですが。。。）。ヒーローも、リングレらしいお金持ちで自信過剰な男性ですが、他の作品よりもヒロインへのメロメロ度が出ていて好感高いです。ヒロインの男友達へのジェラシーっぷりが、あからさまに態度に出ていてとてもかわいいですが、原作の方がもっとあからさまで笑えます。この作品好きな方は是非、原作も読んでみて下さい。

とてもリン・グレアムらしいお話でした。相変わらず傲慢なヒーローですが、ところどころ除かせるヒロインに対する想いが、なんか可愛らしいかったです。ただ、子供も父親によく似てるんだよね。。。ヒロイン将来も大変かも。ただ、お互いに愛情を確認し合っているので、きっと大丈夫でしょう。

契約結婚ですが、お互い乗り気でないところで出会い、無茶苦茶惹かれあうってなんかいいですね。こういう出会いもあるんだなあと。ただ、ヒロインがお人よしすぎて、ヒロイン妹に無茶苦茶むかつきましたが。。。双子でこれって、なんかちょっと悲しいなあ。

大好きな黒田先生の作品。ヒロインもヒーローも大人でいいですね。ヒーローは、ヒロインと出会って、より成長したというか、地に足がついた感じで、やはりいい出会いは大切です。まあ、お金持ちはお金持ちで苦労があるよねって感じで。ヒロインは、最後まで理性的で、そこがいいですね。理性的に振舞おうとしても感情に負けてしまうヒロインが多い中、最後まで凛としており、素敵なプロポーズで、その牙城が崩れた感じですね。ただ、個人的には黒田先生のヒーローは黒髪が大好きなので、今回ヒロインもヒーローも色なしの髪というのがちょっと。。。。そこだけ残念でした。

物語の始まりから心惹かれました。裕福な男性と貧しい女性の組み合わせはよくありますが、貧しい男性と裕福な女性というのは、中々ないですね。しかも、ヒーローが素敵です！周囲からろくでなし呼ばわりされても、彼には彼の理由があってそうしており、割り切っている。その上、美形で強く賢く誠実で、お金以外、男性に望みうるすべての美徳を備えています。彼を選んだヒロインは、彼女が思っている以上に見る目がありました。ヒロインも最初頑なでしたが、徐々にヒーローに心惹かれていく過程がよかったです。ただ、彼女のトラウマについては、もう少し詳細な描写が欲しかったですね。あと個人的には、ラストに後日談がついてたらもっと嬉しかったかな。

よくある便宜上の結婚。でも、19世紀では当たり前のお話でしょうね。ヒーローは最初ヒロインの友人と婚約していますが、その女性はすこしレディらしからぬところがあるので、ヒーローがどうして彼女を婚約者として選んだのかが謎でした。美貌だけで選んだとしたら、やはりどこか見る目がないんだなあと感じていまう。このパートはなくてもいい気がするのですが、重要なのかなあ。ヒーローにはトラウマがあるので、早い段階から惹かれているにも関わらず、なかなかヒロインを愛していると自覚しません。ヒロインも昔の恋人が現れたりで、ヒーローに対しての恋愛感情を中々自覚しませんが、ヒーローのヒロインに対する扱いは、基本的には騎士そのものと言っていいと思います。こんなに大切に扱われたら、誰だって恋に落ちます。便宜上の結婚から、お互いに過去から解放され、愛情ある夫婦へと結びついていく2人というのは、改めて結婚の大切さを考えさせられました。

読後感がいいです。でも、一番面白いのはあとがきかも。確かにヒーローはダメ人間ですね。でも、ヒロインがどんどんいい男に育てていくことでしょう。

ヒロインもヒーローも素敵でとってもお似合いです。ただ、賢いヒロインが最初、どうしてあんなしょーもない男を選んだのか、それがわからない。原作読んだら少しは見えてくるのでしょうか。

牧村先生の作品は好きです。お話と絵柄も合っていると思います。ただ、守護天使と人間とか、非現実的で、少女漫画としてはとてもよいと思いますが、HQとしては、ちょっと好みから外れます。ヒロインの天使がまあ人間臭いですし。。。正直、小説を読みたいとは思わないし、漫画だから許されるお話って気がしました。

ヒロインは、夫のことを彼女なりに愛していたと思うけれど、初恋の人が心のどこかにずっといたから、夫も満たされなく感じたんだと思う。本来であれば、もっと早く結ばれるべきヒロインとヒーロー。ヒロインの兄の事故で、同乗し生き残ったヒーローを恨むヒロインの両親は筋違いだと思いました。なんか、色々とかみ合わないことが多かったけれど、最終的にはハッピーエンディングでよかったです。

秋乃先生の絵は大好きです。ヒロインも素敵だし、子供もかわいい。ヒーローも悪い人じゃないんですが、やはり、家族の言葉と愛する人の言葉で、家族を全面的に信用しちゃうのは、ヒロインが可哀想だよ。。。弟も、ヒロインが妊娠してたこと知ってんだったら、もっと早く真実をヒーローに教えてあげるべきだよ。死に際って、どうよ。。。ヒーローは自分が悪かったこときちんとわかっているようですが、再会シーンはなんかな。思いっきり拒絶されてもおかしくないのに、あまり申し訳なさそうにみえない。まあ、最後はうまくまとまって、読後感もよかったので、よしとしますか。

お話としては嫌いじゃないんだけど、漫画家さんの特徴でしょうか、淡々としている感がぬぐえなくて、盛り上がるイベントも組み込まれてはいるんだけれど、読み手としてイマイチ盛り上がりに欠ける。原作は読んでいませんが、欲を言えば、ラストでヒロインがヒーロー達をあっさり受け入れてしまったのも自分的には拍子抜けでした。