あの母親の戦いに泣けた。 すで涙出た。 さちみりほ先生、本当に素晴らしい漫画家。 表紙見て、…イマイチ？と疑った自分が恥ずかしい。

確かにヒーロのあの発言はゲスの極みだけど。 あえて結婚式に逃げたのは、間違いなく 相手に対する最大の悪意だし。 それを被害者ヅラされてもね！ どっちもどっち。 ゲスとクズのおはなしでした。

性格がひん曲がってて、 セリフから何から全てが 不快になる。 いくらなんでも、あそこまで罵倒されて、 つまらない人間呼ばわりされて 出ていかれて、 んでまた船壊されるところから始められたら 殺意すら覚えるだろうよ、普通なら。

誤解というか、妄想でにべもなく相手に引導渡すとか。 山場のヒロインの行動ですべて台無しになりました。 よくある、誤解しても仕方ないシチュエーションじゃなく、 ほんと、勝手な妄想。

全くわからなかった。 金持ち。くらい。 本当に理解できなかった。 あと、２度目に合う人の前で、イタリア人？女性は バスローブで応対するのは普通なのかな。 妊娠をきいて、 それは誰の子だ、的なセリフは 人と人の絆を、修復不可能なレベルで 一瞬のうちにボロボロに壊してしまえると思うのですが、 海外では違うんでしょうか。

普通に、普通に怖いサスペンスでした。 犯人も怖かった。 ハーレでここまでじゃんじゃん死が出てくるのは かなり珍しいのではないでしょうか。 そうなってくると、 むしろ、妙な夫婦の愛情確認みたいなくだりが 無駄にすら感じました。 怖かった。

ぶつって切れて終わる感じでした。 なんていうか、これからあとのめんどくさいことも何もかも 無視して終わってしまうから、いやいや、ハッピーエンドでも なんでもないよと、つっこみたくなります。 まぁ、冷静に考えれば、あの犯罪母息子とは縁を切って しかるべきですがね。 というか、未練がましく探偵使って探し出して、 あとから一度話を聞いたら信じるレベルなんだったら 最初から話聞けよなまじで。

普通にストーリーとして読み応えがある。 特に最後のコンテッサの狂気のあたりは、しびれる痛快さ。 ハーレクインでなければ(^_^;) ヒーロー、会議の日になんでわざわざ指輪屋へ?? 自分で自分の存在意義を消してどうする。 他の方も書いてたけど、ヒーローいないほうが、 よっぽどすっきりまとまりそうな、 極めて珍しい話。

どうしても、今度ばかりは カールが、当て馬キャラが悪者に見えないのに あっさりと許す感じで別れてくれてて、 しかもオヤジに対して共に戦ってくれてるのが 謎すぎて、ちょっととまどってしまう。

評価は先に見たほうがいい。 高いからといって、自分の好みに必ずしも合うとは限らないが、これほどの人数の平均が３を下るとなれば、間違いなくなんらかの難があると思うべき。 絵がそもそもキレイで、立ち読みからなんとなく買ったけれど、とにかく中身がひどい…そもそもの出会いも、単なるナンパ… そのまま交尾、その後特に愛のある過程が描かれていないから、妊娠あとの男の冷たい振る舞いも残念ながら違和感がなく、あの瞬間「舞い上がったバカな女、最低な男」という印象が植え付けられる。 まぁ、紆余曲折(あってないような)を経ても、その印象を払拭できない。ある意味ハーレクインの王道(誤解から決別、その後互いに本当の愛に気づく的な)をまっすぐ愚直になんの工夫もなく突き進んでるのに、あまりのイメージの悪さと、男のその後の救いようのないダメさかげんのせいでそれすらもいきてこない。 読みおわって、おかしいと思い、レビューをみて、残念になるほど納得した。 これ、つまらん。 ゲイだよの一言でかたつく問題なら最初からもめんなよ。もー、すべてがダメ。