ガラッとトーンが変わりますね。立ち読みまでは波乱含みでこれからどうなるのという期待いっぱいで後半を読んだら、あららこういう展開って…ちよっと期待外れで残念。ヒーロー思い込みが激しくて自惚れやでおまけに妹共々子供っぽいところがあって経営者として大丈夫かな。　ここまで復讐で追い詰められたらヒロインでなくても殴りたくなるもんです。ヒロインがヒーローに惹かれていく心理描写がもう少しほしかったです。ヒーロー母は子供たちと違って冷静ないい人ですね。ヒーローの場合、執着は嫉妬かな…。

　ヒーローヒロインはそれほどでもないのですが、子供や同僚が大昔の少女マンガという造形。表紙絵のヒロインのペンの持ち方おかしいです。全体的に手の描き方がヘンですし、バラの花束やワイングラスなど小物の書き方もちゃちい。丁寧に描いてあるのですが、デッサンを修正した方がよいと思います。ヒロインの横顔などとても綺麗なカットもあるので全編を通して安定感のある絵を描いて絵力で見せるようにならないと大人のハーレはきついです。

　あんなにも出てくるのでしょうか。ヒロインにとって大切なものだというのは分かりますが、いったい何の象徴…？。原作ではどうなっているのでしょう。表紙絵はまずまずでしたが、作中ヒーローほとんど表情変わらず魅力がありません。　ストーリー展開も主役二人のモノローグでほとんど説明していて、絵力で見せる技がありません。ヒロイン継母のベリンダは見た目と違いしたたかだし、ヒロイン含め登場人物に魅力がないのも玉にきずです。

　ヒーローキスが上手いですね。ヒーローヒロインともに大人なのでへたに関係がぐちゃぐちゃせずにさらっとしていますね。谷口先生が描くヒーローは濃すぎないすっきりとしたハンサムなので大変好みです。こういうハンサムにキスされたら大抵の女性が舞い上がるでしょうね。疑問としてヒーローの大事件の真実がなぜ４年前にはっきりしなかったのでしょうか…原作はどうなっているのでしょうか。　一つ難くせをつけるのなら、表紙絵のヒロインウィンクじゃない方がよかったです。ラストのプロポーズはハーレの王道、これで落ちない人はいませんね❤。ヒーローかっこよすぎ。

　いくらなんでも生まれてすぐにこのお顔はないんじゃないか…。ビックリです。柄パンにスポーツカーで登場のヒーロージャックは紹介文にある無骨な職人肌というよりおしゃれな芸術家肌(でもちょっと無神経)って感じですね。

　ヒーロー父とヒロイン母のしたことは決して許されないし、これからもそれぞれの夫と妻を欺いたまま生きていくという身勝手ゆえにヒーローヒロインの不信感は永遠になくならないでしょう。こういう親を持った悲劇のヒーローヒロインはしんどいですね。　ストーリーが重い話でヒロインにいつ真実を告げるのだろうという展開に引き込まれたので、絵柄は気になりませんでした。多少バランスの崩れているところはありますが、時にハッとするくらい綺麗な表情があるので全体をとおしての絵に安定感があればもっと評価が上がるのではないでしょうか。

　ヒロインまるで何かに酔って正気を失っているみたいに顔を赤くして口をあけたままの表情が多すぎます。とても妖精には見えないんですが…。ラストのどんでん返しも無理やりこじつけたみたいでどうしてこういう結末にしたのか…理解に苦しみます。ぽかん口の同じ表情のアップが多すぎて読むのにとても疲れました。

　篠崎先生には珍しいショートカットの女の子。あとがきによればハーレ初のセシルカットで、元気でボーイッシュな女の子が大好きと。ヒロインの元気な所はよく出ていましたが、ヒーローヒロインを取り巻く陰謀の顛末に話が割かれている分、肝心のパッション度が低かったです…。私もすっきりとしない感が残りました。

　相思相愛なのにお互いに愛されていないと思い込んでいてすれ違うというちょっとじれったいけれど素敵な初恋ストーリーです。母親の企みで一度は引き裂かれた二人が最後には気持ちを確認し合って結ばれるという王道のラストもいいです。こういう鈍感な二人にはヒロインの親友リサのようなズバッと本当のことを言ってくれる人が必要なんですね。　そして、「アマルフィの花嫁」のレジーナとニコにまさかこういうところであえるなんて嬉しいサプライズです。同一作者が描いているから違和感がなくていいです。　まりと先生作品のカギ子供のダニエルくんいい味出しています。かわいくて素直でお利口で本当にいい子です。彼の頑張りに大拍手です。　通常よりページ数が多い分、主役二人の心情変化がとても丁寧に描かれているので、すっきりとストーリーがまとまり読みごたえがあります。

　ヒロイン思い込みが激しすぎて余裕がなくていつもしかめっ面。前半はほとんど焦っているか筋立てている顔です。そんなヒロインに対してヒーローは大人で包容力がありますね。後半にいくにつれヒロインも少しずつトゲが取れ自省できるようになりますが、前半のキーキーぶりで嫌われキャラになっちゃいますね。ヒーローがかっこよくていい人なのが救いです。　通常ハーレと違ってヒロインが嫌われキャラというのは珍しいですが、そこはやっぱりハーレ、ラストには素敵な笑顔が見られます。

　のんさんと同じくあとがきにビックリです。こんなに上手いのになぜ本編のヒーローヒロインの造形があんなにも違うのか…。もったいない(~_~;)。いつも思っていました。背景特に建物がとても緻密で素晴らしいのになぜ主役のヒーローヒロインはあっさりすっきりなのかしらと…。　今作のヒーローもそうですが、光﨑作品のヒーローってなかなか感情を表情に出さない秘めたる情熱の持ち主が多いんですよね。ヒーローだけじゃなく先生も秘めたる情熱の持ち主だったんですね。後書きのルックスで一度ハーレをぜひ描いてほしいです。

　マリオン・レノックスの作品は傷ついた過去を持っていても状況に応じてベストを尽くし前向きに生きていくヒロインが素敵なのですが、今作のヒロインもそのとおりで清々しくていいです。この原作は未読ですが、たくさんのエピソードをここまで上手くまとめたのでしょうが、それでも主役以外のエピソードが多すぎて主役二人の惹かれあいと心情変化が少ない分ちょっと残念です。もう少し、優しいヒーローとの絡みが見たかったです。　花津先生の絵は特に華麗ではありませんが、上手いんですよね。特に子供と動物が活き活きとして躍動感があり、マリリンまるで本当に生きているようです。不細工マリリンお気に入りです。

　前作があまりの酷評だったので、大丈夫かなと怖いもの見たさに他サイトで立ち読みしたら結構よかったので実は配信を楽しみにしていました。堅物気象学者のヒーローと巨乳ヒロインが一度も会わず(電話で話したのみ)に契約結婚をするという珍しいパターンです。ナイスバディゆえにセクハラを受けるヒロインですが、見た目とは裏腹に純粋無垢でしっかりもののいい娘ですね。そんなヒロインに惹かれまいと必死に巨乳を見まいとするヒーローがかわいいです。　相変わらず髪の毛の量が多いのはちょっと…ですが、前作よりはるかに見やすくなっています。特にヒーローの堅物キャラに合った造形がいいですね。　今作はストーリーが作者の絵柄にうまく合って、二人が惹かれあう構成もよいので面白い作品になっています。ピュアロマンスというジャンルもよかったと思います。子供の頃のヒーローが〇ナンに似ているのはご愛嬌ですね。

　お話はみにくいアヒルの子的ヒロインの再生ストーリーとしてよくできていると思います。独特のクセがある絵が好みでないので…。ヒーローは以前の作品よりマイルドになっていますが、今作のヒロインが見た目かわいくなかった。ヒロインときおりデッサンが狂っているのも見づらかったです。

　最初に表紙絵を見て、ヒロインには年の離れた12歳前後位（10歳以上にしかみえなかった）の弟がいる話なのかしらと思ったら、子供だったんですね。初登場シーンも7歳には見えなくて…。途中からは年相応に見えるのですが、最初のインパクトが大きすぎて違和感が残ったままでした。おまけに書類に書いてあった子供の誕生日が2006.7.14ってまだ6歳じゃないか…。原作どうなっているのでしよう？他にも時系列が気になって…。　ヒーローはハーレの典型的パターンにある他人の話をうのみにして思い込みが激しくヒロインの話を聞かずに一方的に捨てた傲慢男。純粋無垢なヒロインに裏切られたと（一方的に）思っているくらいなのに、なぜセフレが別の男と結婚したからって裏切られたと思うのか。そういう関係なのだから関係が突然切れても当たり前だろうに。ヒーローは間抜けなのかしら？　ヒロインが恨んで当たり前のヒーローのことを悪く言わずに子育てしていたのはけなげでよかったのと子供がかわいいので❤3です。

　両親のトラウマから愛を信じないプレイボーイのヒーローがヒロインと出会い変わっていくという定番ストーリーですが、このヒロインが見た目とは裏腹に情熱的です。また、ヒロインがある種の予知能力の持ち主という点が変わり種かな。ヒーローヒロインとも情熱的なのにヒロインが童顔なばかりにベッドシーンに違和感を持たれてしまうのはもったいない。もう少し大人顔に描いてほしかった。　細かいことですが、P14の「腹違い」は「種違い」もしくは「父親違い」の間違いですよね。ここが腹違いだとさらに家族関係が複雑に。

　ある日突然見知らぬものが見えるようになるなんて不思議というより恐怖ではないでしょうか…。強盗に撃たれた後遺症で不思議な力を身に着けてしまったヒロインの苦悩とそれを優しく見守るヒーローの純愛。通常よりページ数が多い分、誘拐事件の顛末にページを割いているので、ロマンス色が弱いですがそこは藤田先生の絵力でうまく持っていっているなと。　レイントリーシリーズの「安息の地へふたたび」が好きな人に向いていると思います。

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　ここまでおバカだと何も言えません…。ロマンスというよりドタバタコメディ。ハーレには珍しいジャンル…。

　このストーリーのテーマは男女間の情熱でしょう。触れただけで電撃を感じるくらいに惹かれるのならもっと大人の色気がないと。ヒロインも魔女に例えられるくらいなのにまるでＴＬの主人公みたいで、大人の色香がまるでない。ストーリーと絵柄の落差があり過ぎて、説得力に欠けます。

　たしかに表紙絵と中身の雰囲気まるで違いますね。原作読んでいませんが、エピソードが多すぎて削ったら事件解決の流れがバタバタになってしまったのでしょうか…。もう少し、わかりやすくすっきりまとめてロマンス色を出してほしかったです。　原題が「コルトン（上院議員）のシークレットサービス」というヒーローの職業そのものなので、それじゃあロマンスも味気もまるでないのをハーレ風タイトルにしたのは〇です。

　ヒロイン29歳なのに10代にしか見えない…。ヒーロー40歳ですか…。ヒロインはいつまでたっても成長していない駄々っ子のまま。ヒーローはそれなりに大人ですが、二人の会話がかみ合わずヒステリー気味なので、ロマンスもなにも雰囲気がなくてピュアロマンスというよりガサツな恋愛ものですかね。

　橋本先生すごいです！ヒーローヒロインの火花散るぶつかり合い。もの凄い感情のうねりが音を立てずに押し寄せてくる迫力、何とも言えない緊張感。ある種のサスペンスドラマを見ているような展開。　原題通りの「愛と憎しみ」を見事に表現しきっています。

　前作より荒削りさが取れ絵がマイルドになっていてよいと思います。お話としてはハーレにありがちな傲慢ヒーローにあっさり捨てられたヒロインがシークレットベイビーを産んでいて再会後、一悶着が起きるのかと思いきゃ…。これまでにない展開でした。シークレットベイビー物のヒーローにしてはいい奴でした。ただ、あっさりしすぎていて感動が足りないかな。もう少し、波乱万丈お互いの葛藤がないと盛り上がりに欠けるので、話の起承転結に膨らみをもたせるのが今後の課題でしょうか…。作品を重ねるごとに上手くなっていくと期待します。ただし、ヒーロー電話中にいきなりネクタイがなくなっているのは手品師じゃないんだからそこはつけたままでよかったのでは…違和感ありです。

　アザラシにあとがきもいいです。橋本先生って、傲慢鬼畜ヒーローから色気たっぷり美女に可憐な乙女、動物から赤ちゃん、ドロドロ復讐物から爆笑ラブコメまで何を描いてもなんでもござれの達人なんですね。　どんな原作でもきちんと構成して破綻のない素敵な絵で仕上げてしまう作画力。主役以外の何気ない暖炉の薪やブランデーのビンに至るまで決して手を抜かずに仕上げているプロの技を最近のあまりにもトホホな作家の方にぜひ見習ってほしいです。

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他サイトでプレビューを見てから配信を楽しみにしていました。期待値が高かった分、ちょっとあっさりしていたかなと思いますが、すっきりとまとまっています。　ヒロインは子供時代のトラウマから普通の恋愛や結婚を望まず、いきなり人工授精でシングルマザーになることを望むというのも極端ですが、初めての恋愛にときめきつつも必死に抵抗するという姿がかわいい。そんなヒロインに一目ぼれで強引だけれど傲慢ではないヒーローが必死に欲望を抑えている姿が微笑ましい。　ラブシーンが結構生々しいので、そこは好き嫌いが分かれるかなと…。　アメリカではよく知られている難病の遺伝性疾患である嚢胞性繊維症についての説明がほとんどないので、ヒロインがそこまでこだわる理由がこの病気がそれほど認知されていない日本人にはわかりにくいかもしれません。

　ふつう結婚しようという相手の名字も知らずに結婚するかな…。まして、それほどの大富豪なら財産目当ての女性は敬遠するはずだから身元はきちんと調べるだろううに。付き合い始めてから、実はこっそり相手の身元調べていたのかしらん？ヒロインも旅先の恋で燃え上がったのはいいが、冷静になって相手のことをよく知りもしないことに気づいて緊急の事態故に黙って去るというのはありでしょう。再会後のヒロインに対する扱いも単なる欲望の塊だけで鬼畜ですね。大富豪のプライド故に復讐かなって思うとなんだか小さい男だなって…。

　ヒロインいくらお情けで雇ってもらっているとはいえ、仕事ができなさすぎなのに突然秘書の仕事ができるようになるなんて都合よすぎ。ヒーローに片思いを続けるいいなりヒロインと実はヒロインにメロメロなのにそれを認められずにいじめるヒーローという典型的パターンですが、なんかすっきりしない。ヒーローが愛に気づくというお決まりのパターンもご都合主義で薄っぺらい。ヒロインは22歳なのに女子高生みたいなので、もう少し大人の雰囲気で作画した方がよかった。