ヒロイン姉とヒーロー弟、自分たちが幸せならそれでいいの？あの事故がなければ、一生黙ったままでいるつもりだったんでしょうね。イイ話みたいになってたけど、ここは怒るところでしょう…。絵はすごく綺麗だと思うんですけど、何か一コマごとに顔が違う感じなのが気になりました。

三ヶ月の愛人契約をヒーローから提案するシーンはありますが、ヒロインは受け入れませんし実際そのようなことはありませんでした。 傲慢ヒーローを想像された方には期待はずれかもしれません。

一世代２５年でも二世紀を超える。９代先まで直系男子が絶えない家系が、世の中にどれほどあるかと考えると、呪いと言っても、９代かけて誠実さを学べってことだったし、ガヴァネス完全守護女神。

どうもヒーローがヒロインにいつ惹かれたのかさっぱりわからない。酔っ払ってからベッドの流れはどう見ても、名付け親が亡くなってしまうことの恐怖から来ていて、あの時点でヒロインに愛があった様には思えない。ヒロイン姉は女優やモデルよりコメディアンの方が向いてると思う。

絵は綺麗で好きなんですが、ヒロインの周りが酷すぎです！ 妹…いくら憧れの人が姉の相手だったからと言ってやっていい事と悪い事の区別ぐらいは出来た年齢… まじかでお腹の大きくなって行く姉を見てても何もしない…遠くに逃げたかった…どーゆー神経してるのか… そしてそれを15年たって自分の結婚式に言うとか有り得ん… 結婚式ぶち壊してもいい位の事してると思うのに、怒りもせずスルスルとお話が終わった感じで読んでるこっちがイライラです！

ページ数の問題で仕方がないのでしょうが、主人公がヒーローを好きになる展開が早すぎてやや納得できませんでしたが、秘書さんの活躍が良かったです。もう少し可愛い息子に活躍して欲しかったな。後半ほとんど出て来なかったので。

男性主人公･ザヒール、最後の『試し』、ﾋﾛｲﾝのエリンを酷く傷付けるだけではなく、下手をすれば自分自身も立ち直れないくらいﾀﾞﾒｰｼﾞを受けることになると、わかっていてやったんでしょうか？もし、妊娠しているﾋﾛｲﾝが出産して子供を育てる為にやむなく小切手を受け取っていたら(そういう話、ﾊｰﾚにありますし)、勝手に傷付いて、彼女を恨んで、その理由を確かめもせず捨て去って、他の高貴な女性と結婚するとかしそうだなぁ。で、また不幸の連鎖。ﾍﾀﾚて自滅は自業自得でも、ﾋﾛｲﾝや他の女性も巻き込んで行くのはやめて欲しいなあぁ。今回、ﾋﾛｲﾝが手切れ金を受け取らず、しかもザヒールの様々な酷い行いを(ご多分に漏れず)許したので、めでたしめでたしになりましたが、そんな幸運頼みばかりではないｲｲ男になって下さい、ﾊｰﾚの男性主人公諸氏！(女性陣も、ただ簡単に許すだけがｲｲ女の度量の広さ深さじゃないｿﾞ)と、‘教育的指導’(？笑)出したい気分がちょっと残りました。画と雰囲気は良いｶﾝｼﾞ、ですね。

178cmのヒロインより頭一つ分以上大きく見えるから、ヒーロー2mくらいあるってこと！？話の内容は、泥棒が入ったり火事になったりと結構事件があったわりに、何かメリハリが足らない気がしました。絵はとても綺麗だと思います。この漫画家さんは、ヒストリカルも合いそう。

絵は綺麗だし雰囲気もいいんだけど…うーんうーん…あんたらアタマの中にはセックスしかないのか(・_・;)たこすけさんも書かれてたように父娘でそんな話…他の女とはただのセックスでお前とは愛し合ったって台詞はいいなあと思ったけど、お父さんの口から言う台詞じゃない…日本人には不向き過ぎますよネー

設定は面白そうなのに、実際読んでみると大雑把に仕上げたな、という印象を受ける。ヒーローが姿を偽っていたことに、ヒロインがあそこまで拒絶を示さなければいけない理由がイマイチ弱い（おそらく元彼とのエピソードがあるからなんだろうけれど、ヒロインは2.3コマであっさり立ち直っていたし…）。話の重点の置き方が悪いので、全体的に中途半端な感じが否めない。トキメくようなポイントがないのも、非常に残念。 そして、ここにきて今更気が付いた。やっぱりこの著者の絵が苦手だ、ということに…。これは完全に個々の主観だと思うが、私には魅力的に映らない（作品によって絵柄を変えているのかな…。「あの朝の…」という作品は別に抵抗なかったのにな）。

「初夜の夜、何を言いかけたの？電話での「一昨夜のこと」って何？」プライドの高すぎるヒロインは、疑問を全部飲み込んで、問いただすことさえできない。愛してるのに愛してるとは言えない。う～ん、私自身に似てて、見てて辛いよね。しかも、ヒーローのほうも、不器用で素直じゃない鬱屈したタイプだし…。２人とも弁護士だから、頭でっかちなのかもなぁ。最初に会った時からの相思相愛カップルとは到底思えないですね。（何十回も読んで、ようやく２人の心の動きがつかめたよ）自分からは愛してると言わず、相手からは愛してるという言葉を期待？それじゃ、いつまでも、いたちごっこ…だから、ルールを作ったわけだね。なんか変！著者は「翔んでるルーキー」で有名。この作品のように抑えた感情を表現するものには向いてない？

話はつるつるっと筋だけ追うように進んでしまいますが、ヒロインの、スケールの大きな母親が話を引き締めています。ウォール街の大物にして個人資産も唸るほどある、仕事は大切にしてきたろうけれど娘も大切にしている、と、小説でも珍しいほどのスーパーマム！ヒロインを雇う優しく立派なご夫婦も、さすが、お母さんの紹介です。 ヒーローはちと情けない。ひどい別れの後、せっかく結婚式で踏みとどまって、なりふり構わずヒロインを探し出したのに、妊娠を告げられるのが遅かったからって、捨てたくせにキレるとは⁈ ヒロインは、優しいいい子なんでしょうけど、流されてて、受け身。最後に、筋違いにもキレたヒーローを追って話をした頑張りで、なんとか可。 ヒロインについて、ビジネスには疎いなら何に強いか、好きか、子供好き以外のヒロインの志向やそれまでなへ生活がもっと描かれると、奥行きが感じられたかと思います。 酷い別れの原因となった株を、最後に軽ーくぽん、という皮肉の効いた組み立ては、好きです。

うーん、こんなお話だったかなぁ。 もっと切なかったような？？ 至近距離で殺しちゃったら、被弾していたとはいえプロなんだから問題にされますよね。 実際はマーシーが撃ったにしても、殺人になったらヒロインの心に傷が残ると思うし・・・。

大好きな花津先生で高評価、と期待しすぎたのかもしれません。相変わらず話運びはスムーズだし、やりとりも軽妙…なのですが、ヒロインの抱えている二つの家族とチャールズとの関係、ネイサンのヤバイ実父の問題、がうやむやのままなのがすっきりしませんでした。ヒーロー、ヒロインが結ばれるために乗り越えなければならない障害ならまだしも、単なるトラブル要因にしては存在感がありすぎて、ヒーローヒロインの見せ場が削られてしまったような印象です。おかげで、最後のハッピーなムードに全開で浸れなかったのが残念！ヒーローもいい人なんだけど、彼女を避ける理由が優柔不断の事なかれにしか見えなくて、もうひとつ魅力的に感じられなかったのがまた残念！

さらっと読むと良い話っぽいんだけど。ヒロイン父が良い人そうに描かれているので、そこも惑わされちゃう要素なんだけど、他の人たちが書いているように、そもそもヒロイン父が犯罪者だろうよ。何やってんだよ。そして一夜寝たら許してもらえると思ってるヒロインって、どんだけ自分に自信あるの？って感じだし。 それにハーレのヒロインって、どうしてそう「愛されてない」って思いたがるのかなあ？　一夜寝たら済むくらいの相手なら、結婚なんて言わんでしょ。この作品に限らず「結婚を軽視してる」と言うハーレのヒロインは多いけど、きみたちこそ軽視してるよね、と言いたくなる。男の覚悟を知ろうと思わんのか？一生面倒見るぞ、という決意表明なのにね。一生じゃなくても、きみの生活全般を俺が支えると言ってくれてるのにね。それって愛情だろうよ。 とまあ、つい憤ってしまうけど、その誤解によってストーリーが面白くなるわけだから、仕方ないか（笑）