「その後」が凄かった!関ヶ原敗将復活への道
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関ヶ原で敗れた後、大名に返り咲いた武将らに学ぶ
現代人にも通じる「敗者復活型」人間の矜持と智慧。
日本の勢力地図を大きく変えた西暦1600年の「関ヶ原の戦い」。
徳川家に敵対した大名は100家近くに及ぶ。
敗者へは主に「改易」という厳しい処分が待っていた。
だが、己の才覚と努力、そして運でもって、
再び大名の座に返り咲いた者がいた!
豊臣秀吉から疑いをかけられ所領を削減され続け、
関ヶ原合戦時、浅井畷で私怨により徳川方の前田家と戦い、改易。
しかしその後、奇跡の10万石に復活した丹羽長重。
豊臣秀吉の特別な計らいで大友家から独立して大名に取り立てられるも、
関ヶ原合戦時、西軍が負けるとわかっていながら味方をし、改易。
しかしその後、旧領である筑後・柳川の大名に復活した立花宗茂。
一部の関ヶ原敗戦大名は、なぜ再び大名に復活できたのか?
そこには敗者ならではの矜持、そして生き残るための器量と処世、
そして運をつかむ能力があったのである!
現代人も時代が違うとはいえ、挫折や左遷など憂き目にあうことも多い。
また昨日の勝者も、明日には敗者になる可能性すらありうる。
逆境にあっても、なお信を貫き、強く生き抜く術は、
戦国時代の「敗者」から学べることが多いであろう。
本書は大河ドラマ時代考証で有名な著書による、
現代人にも通じる異色の歴史教養本。
◎豊臣家への恩から敵対し改易となるも旧領の柳川の大名に復活した「立花宗茂」
◎前田家との確執で失領するも秀忠との縁で返り咲いた「丹羽長重」
◎復活への執念が強く十数年間の運動が奏功した「岩城貞隆」
◎福島正則との「コネ力」を活かして復活した「来島康親」
etc.
序 章 敗者体験を活かした武将が生き残る
第一章 一日で決した「関ヶ原合戦」敗者の運命
第二章 見事に敗者復活した者たちの処世術
第三章 敗者体験をバネにできた者、できなかった者
第四章 勝者になっても安泰ではない者たち
第五章 「敗者復活」を賭ける最後の舞台になった大坂の陣
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(C) Kenichi Futaki 2016
出版日:2016/05/06