誰にも言えない「さみしさ」がすっきり消える本
人気カウンセラーが教えるさみしさの対処法
「いつもひとりなわけではないけれど、たまにどうしようもなくひとりを感じる」。そんなあなたに人気カウンセラーが贈る、さみしさの追い払い方とは?
慌ただしい毎日の合間、ふと我にもどったとき、心の隙間からさみしさが風のように忍び込み、急に孤独感が押し寄せてきてもの悲しくなったというような瞬間はありませんか。
・家族と一緒に住んでいても、気持ちがバラバラ。会話も少ない
・どんなに親に訴えても、わかってくれない。それでも求めるのをやめられない
・パートナーと話をするたびに心がすれ違い、よけいに虚しくなってしまう
・親友と呼べる人がいない。心から打ち解け合える人がほしい。でも、どうしたら得られるのかわからない
・大勢の人に囲まれていてもひとりぼっちな気がする
さみしさというのは、本当の意味で身寄りのない孤独な人だけでなく、家族や友人がいてもなお感じるものです。
「本当の私を理解してくれている人がどこにもいない……」という苦しさは、どうしようもなくつらいものですが、困ったことにさみしさは、一時的な怒りや悲しみと比べて、とても厄介な感情なのです。
【1.「さみしい」は解決しにくい】
心から通じ合っている人がいないがために「さみしい」のですし、そうして感じた「さみしい」という感情を相談できる人もやはりいない。
だから人が「さみしさ」を抱えているとき、その解決を自力で行うのはとても難しいことなのです。
【2.「さみしい」はこじれがち】
またこの「さみしさ」という感情は他の困った感情を引き寄せます。
さみしさが満たされないことによって、いまある繋がりにさえ影響が出てしまいます。
【3.「さみしい」はますます流行っている】
SNSができたことで、いつでも連絡のつく人は増えました。
しかし、「みんながつながってる」からこそ、「わたしがつながってない」ときには、より一層さみしさを感じがちになっています。
はじめに
第1章 ひとりじゃないのに、なぜかさみしさが消えない
1 こんなさみしさ、感じたことはありませんか?
2 心の内をそっくりそのまま口に出せますか?
3 さみしさは無意識のうちに影響を及ぼしている
4 さみしさは、「いま」に集中することで消え去っていく
第2章 ネガティブな人間関係をポジティブに変えていく
1 むなしい人間関係を重ねても、心は満たされないまま
2 やっていませんか? こんな人間関係
3 自分が望む通りに他人が認めてくれることはない
4 本音をすっと言えると他人と一緒にいるのが心地よくなる
5 ネガティブな本音の取り扱い方
第3章 あなたのさみしさの原点はどこにある?
1 そのさみしさ、子供のころの「我慢」が原因かも?
2 さみしさへの恐れは何にも増して強いもの
第4章 自分を愛するとはどういうことか?
1 ポジティブな関係の入り口は、「自己信頼」
2 なぜ他者承認を得られても自分を好きになれないのか?
3 自分自身を「実感」することがさみしさ解消への近道
第5章 自己肯定感を高める習慣でさみしさが消える
1 我慢グセをやめてみる
2 自分から動くクセをつけると受け身的なさみしさが消えていく
3 まずは五感を磨こう!
4 心と身体の感覚を呼び覚ますワーク(1)
5 人に触れられるのが苦手な人には理由がある
6 心と身体の感覚を呼び覚ますワーク(2)
第6章 孤独と「死」、ふれあいと「生」
1 なぜさみしさはここまでツラいのか?
2 効率化される世界で失われる心のふれあい
3 さみしさを癒やし、心に愛の光をともすには
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(C) Kazuko Ishihara 2019
出版日:2019/08/21