「遅読」のすすめ
コスパ・タイパの時代だからこそ
「味わって読む」理由
今の時代、情報はとめどなく流れ、次から次へと新しいものが現れては消えていきます。
そんな中で、あえて立ち止まり、ゆっくりと読むことをおすすめしたいのです。
たとえば旅行に出かけたら、足早に観光名所を巡るのではなく、町の空気を吸い、風景を見つめ、記憶を自分の奥深くにまで探しに行くような方法があります。私は読書にも、同じような読み方があっていいと思うのです(「はじめに」より)。
「本物の教養」は「時間をかけて本を読むこと」「何度も同じ本を読むこと」によって身につきます。
読書の大家である齋藤先生が、遅読をすることの意義と効用、その技術を解説します。
※カバー画像が異なる場合があります。
序章 なぜ「遅読」が必要なのか──コスパ・タイパ時代の落とし穴
第1章 遅読とは何か──速読の対極にある「深く読む技術」
第2章 遅読をすると何が変わるのか──遅読の効用
第3章 遅読の具体的な方法──「読む」を鍛える技術
第4章 遅読に向いている本とは──ジャンル別・おすすめ本
第5章 遅読力を鍛え、読書の質を高める──実践的読書習慣
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(C) Takashi Saito 2025
出版日:2025/07/06