ベテイ・ニールズ作品ではないですね。全然違うものになっています。原作を知らずに読んだならいいでしょうけど、知っているだけに、あまりの違いに怒りさえ感じます。せっかくかわいい絵なのにがっかり。月初めの一覧から楽しみにしていたのに。

『売り渡された淑女』の中に頻繁に出ていた名前の人物が、今度は主役のお話で楽しめました。絵も素敵で好きです。小説も読んでみたくなりました。謎解き要素もありで、楽しめました。どちらが先に読んでもいいので、是非２作品読んで欲しいです。

葛城先生の絵とベテイ・ニールズさんのお話が合っていました。ベテイ・ニールズさんのお話は淡々と進んでいく感じで、ヒロインの心情はわかるものの、ヒーローの心情が表情からも伺えないというような様子がよく表れていて、前回２作品とも満足できました。もっと読んでいたかったです。

津谷先生のこの時代物、大好きです。今回も良かったです。原作を買いたいです。このお話の関連作も津谷先生に描いてほしいです。