物語はどちらかというとありがちで普通。でも絵が良いです。ヒロインが可憐で泣き顔も可愛らしく、ヒーローのちょっとした表情にも気持ちが表れていて。ヒロインが真実に気づくシーンも良かった。絵もきれいですが見せ方が上手な漫画家さんだなぁと思いました。私は何度も読み返すと思います。

残念ながら漫画家さんが私の好みに合いませんでした。みなさんが指摘してらっしゃいますが、ヒーローの目の下のクマみたいのも嫌だし、二人がやたら叫んでるのも面倒だし、ヒロインが常にくねくねとポーズをとってるようなわざとらしさにうんざりしました。ドラマティックにしたかったのかも知れませんが、どうしてこんなにわざとらしく見えるんだろう？と悩んでしまうほど。そしてわざとらしい女って、常に自分を何かしらアピールしてる（不幸とか魅力とか）タイプに多いのでそれだけで共感しにくいです。

二人とも自分の気持ちを守る為には相手を傷つけようが周囲に迷惑をかけようがお構いなしなので好みじゃない。でもハーレクインではこういうキャラが結構いるので、特別この話がダメという訳でもないけど…読んでいて疲れる。

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ストーリーは偏見と傲慢と辛い過去と…とハーレクインではお馴染みな感じ。でも、残念ながら絵に魅力が足りない。最初にヒロインを見た印象は子守バイト中の女子学生。とてもインテリアデザイナーには見えないし、その後のドレス姿もヒーローもとても魅力的とは言えない。まず、お金持ちに見えない。残念だけど、この漫画家さんは田舎が舞台の物語の方がまだ合ってると思う。

色々ツッコミどころが多すぎて…もしかしてギャグ？と思った程。確実な証拠が何もない中で、各人が勝手に思い込んで突っ走った結果が一冊の本になりました♪という感じ。現実を直視するくらいなら自分の思い込んだ世界で被害者でいたい、という人はいますし、まぁ、うん、そういう物語なんだな、と思う。 耐えられない程ではないが、好きな話ではない。加えて、漫画家さんの趣味なのだろうけど、母親になっても常にフリルの服ばかり着てるような女性も好きじゃない。

読むのが苦痛になるレベルでヒロインが酷い。 失礼で言いたい放題でよく知らないヒーローをよくあれだけ罵倒出来ると思う。「男性のドアマットになるような人生に甘んじたくない」とは姉を含めて既婚女性を侮辱してるのか？というか、他人をドアマットにしているのはヒロインだと思う。

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二人が出会うきっかけになったヒーローの行動に「ありえない！」と苦笑いしましたが、お互いに相手を勘違いしながらの会話が楽しく、相手を知るうちにどんどん惹かれていくのに情熱に流されないしっかりしたヒロインがチャーミングでした。携帯もメールもない二人のちょっぴり古風な恋も楽しかったです。

お互いを理解するより早く進んでしまった恋から誤解し、すれ違った二人が再会する事から物語が始まります。長い後悔の日々を越えて近づいていく二人…というと格好良いですが、ビスケット狂いのハート兄弟の伝説が始まる一作です(笑)まったくあの兄弟のやる事には笑わずにいられませんっ。

戦う気力さえ失うほどのヒロインの置かれた状況が痛々しく辛いです。その分、ヒーロー妹（ヒロイン親友）がヒーローを虐めてくれますが(笑)真実を知ったヒーローの後悔と近づきたいのにもう一歩踏み出せない辛さが、私の大好物で面白かったです。

今回、ダイアナ作品ではお約束の清純なヒロインと傲慢で思い込みで侮辱するヒーローはいません。幾つかの作品で既に登場している彼がやっとヒーローになり、純で素直なヒロインとの恋物語が某国の革命を絡めて進みます。テキサスの恋や孤独な兵士シリーズを読んだ方なら思わずニヤリとするキャラが沢山登場します。色んなキャラに再会出来て嬉しいですが、恋模様自体に波乱は少なめ。

ヒーローが後ろ向きでヘタレだけれど、ヒロインが男前で素敵だ。ヒーローがヒロインを説得しようとする２回ともヒロインが理性的でバッサリ切り捨てる言いっぷりに拍手喝采。私だったらそうは出来ないし、そんな風に考えられないだろうけど言い切るヒロインの姿は潔くてカッコイイ。ぐるぐると悩んで苦しむヒーローは（他の作品ならそれはヒロインの役回りだと思うけど）男前ヒロインに幸せにしてもらったら良いよ！私にとっては自分に喝を入れたい時に読む一冊。こんなカッコイイ女になりたーい。

シンプルに、妻子を失って悲しみの中で自分を罰してきたヒーローの心に光をもたらすヒロインの話です。ライバルや嫉妬や誤解などのスパイスはなく、台詞が心に沁みる作品。うぅっ、大好きだっっ。

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涙ぐみました。天使がどーだとか、正直ピンと来ないのですが（キリスト教に興味がない）彼女の仕事に向ける気持ちや待ち続ける淋しさや、ほんわかした絵柄がピッタリ合っていて、ついうるうるしちゃいました。良かったねって思える一冊でした。って、あれ？パッションだったんですか？(笑)

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シークレットベイビー物としては、安心して読めました。確かに出会った頃のヒーローは偽っていたし、（結果的に子供が出来た所をみると）避妊についても無責任だったんじゃないかとは思いますが、再会してからは良かったんじゃないかと。自分の子供がいると知った直後は知らせてくれなかったことを怒りますが、彼女の反論後は言いませんし。他のシークレットベイビー物は大抵いつまでもネチネチと隠していた事を責めたり、結婚を拒否すると裁判で親権を奪うと脅したり激しい事が多いので…。それに比べれば、ヒーローの態度は理不尽さを感じませんでした。ヒロインの気持ちをやたら無視したりしないし。 この手の話ではいつも一人で産み育てた苦労を思いやってくれる場面がないのですが、ヒーロー母の言葉に私が嬉しくなりました。そーだよ、ヒロインは大変だったんだよ！私はこのヒーロー大好きです。

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今一つ、最初にヒーローがヒロインを嫌う理由がよく分かりません。上司との不倫を疑われた事で、そういう女は嫌っていうのは分かるけど、妹の嘘については何があったのか…？ヒーロー妹の頼みを断った事で何か大変な事でも起こったの？そこが描かれていないので、頼みを断っただけで「妹にした仕打ちはっ」と怒ってる姿に違和感があります。 ヒロインは一途で素敵だし、上記の疑問点以外ではヒーローも好みです。シリーズで絵の連携が取れてるのはすごく良かったです。やっぱり違和感なく読めるって大事ですよね。

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一言で言うとストックホルム症候群の話。とてもドラマティックですが、騙され脅され監禁されているうちに相手に好意を持つ話なので、好みとしては微妙。原作はもっとハードな印象です。

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ヒロインの思考が精々女子高生レベルで読んでいて辛い。夜中の芝刈りもジョギングの為に警報を切って貰って何とも思わないのも。少なくとも苦情を言われた時点で謝罪するとかそれがどういう事なのか考えてみるくらいの頭は欲しかった。「そんなに財産が大事か」と非難する台詞があるけど、警報が切れてる間に泥棒が入って被害が出たら補償出来るの？解雇を非難するけど大事だから守ってるに決まってるし、そもそもその為に雇ってる人なんだから役割を果たせないなら解雇は当然。一事が万事こんな調子で、少なくとも社会に出た人間の発想をしないヒロインにイライラする。私も評価は１もつけたくない。（内容に触れていますが、立ち読みの範囲なのでネタバレなしにしました）

いつものダイアナ・パーマーとは少し印象の違う作品に感じます。出会いのシーン以外に誤解も思い込みもありませんし。ヒロインとヒーローの軽妙な会話が楽しくて、何度も読み直しています。色んな作品に脇役として登場していた二人が主役になったのも嬉しく読みました。このテキサスの恋シリーズは関係する人物が多くて、ほかの作品の主人公たちが出てくるのも楽しみの一つ。でも。他の作品ではキルレイブンとジョン・ブラックホークの兄弟はキルレイブンが兄になっているのに、この作品ではジョンが兄になっています。読んでいてそれだけは気になりました。シリーズ物なのだから統一して欲しかったです。

どうしてこんなに喧嘩腰な二人なのでしょう…読んでいてとても疲れました。自分の事は思いやってもらって当然で、そうしてもらえないのは相手が悪い！と叫んでいるような気すらしてしまいました。どこがロマンチックだったのか、最後まで分かりませんでした。主張のあるのはカッコイイけれど、度を越すと読むのが苦痛です。

ハーレクインだとありがちなんだけど、どうしてすぐ「誘惑してでも」となるんでしょう…。他の場合なら一目惚れでどうしても欲しくて…という言い訳が出来るのかも知れないけど、このお話の場合はしちゃいけないと思う…。運命の恋ってあるのだろうし、禁断だろうがなんだろうか愛しちゃう場合があるのだとは思うけど、ヒーローは大人なのだし立場のある人間なのだからもう少し何とかならないのかと思います。原作にも興味を持てないです。 本当に本気で彼女を愛しているのなら、彼女を受け入れて貰える状態を作り、自分との恋愛を認めて貰えるよう努力するのが先だったのでは？誘惑なんかしちゃって、気がついたら本気になっていて、どうするべきか決めかねている間にズルズルと…人を愛して馬鹿になったなんて、いくら絵が素敵でもそんなヒーローは嫌です。

森先生の作品はどうも男性側の感情が読みにくい気がします。もう少し、ヒロインに惹かれる瞬間とかヒーローの気持ちの動きが見れたら良かったのにと思います。ヒロインについての情報は冒頭の噂のみ（しか描かれていない）なのにどこで見直したのか。ヒロインが頑なにヒーローをプレイボーイだから…と思い込んでいますが、本気なんだと感じさせる何かが欲しかったです。ヒロインの噂を聞いた後の台詞の後では、何かがないと彼が本気なんだとは…ちょっと感じにくかったです。ヒロインの思い込みも仕方がないかなぁ…。原作もこうなのかしら？ なので、評価は普通。好きな作家さんですが物語としてはイマイチ。でも、ヒロインの啖呵が気持ちよかったのでプラス１です。