表紙からして、高校生か大学生のカップルにしか見えないのですが（ヒーローが30歳越えているなんて、文字で説明されてたけど無理ムリ無理、どう頑張ってもせいぜい20代前半までのチャラいお兄さんだよ見た目は）、その残念な画風にくらべて内容は意外によかった！まぁ良くある親権争いモノですが、浅いなりにひととおりキャラは立ってました。

これだからライブラリ会員はやめられないんですよね♪現代ものと違って、リージェンシーなどは漫画化するのに作者さんの力量が問われるものですが、絵もストーリーもすばらしく、どっぷりと作品世界に浸って堪能することができました。まぁ、ヒーローがちょっと線が細すぎる感じがしますけれど（軍人にしては）、美しいから良し。マシソン卿のお話（『忘れられた婚約者』）も同じ著者さんで読みたいな～。

むか～しむかし、少女マンガを描かれていたころは、可もなく不可もなかった遠い記憶がありますが、HQに関しては、毎回毎回、ときめきも盛り上がりも皆無な作品か、本作のようなグロくて読後感の最悪な作品ばかり読まされている気がします。いったいなんなんでしょうか？私は、どの作品からも幸せなメッセージを受け取れず、「なんだとぉ～（怒）！」と負の感情ばかり増幅させられてます。月額に入っていると、もう義務感だけでどうにか読んでいる感じ。HQ読者の需要があるのか疑問なんですけど（会員期間とかで買う人いるのかな…？少なくとも私は購入ボタン押したいと思えない）。

桜屋さんなので作者買いです。ほんとにいつも、愛されヒロインをうまく描いてくれるので、安心の品質ですね。まぁ今回の伯爵ヒーローは、メンドクサイといか、アホらしいというか、イラっとくるというか、性格はウザイのひと言なんですけれども、そこはそれで楽しいお話になってます。う～む…な原作でも、アレンジ次第で読むに十分耐えるレベルになるというお手本のような作品。

看護師の前作は、気持ち悪すぎて思い返したくもないTL風作品でしたが、今回は大人っぽい雰囲気を出そうとした努力のかけらは見えます。でも絵柄はやっぱり私が求めるHQではない。セリフの文字が多くて目が疲れるし。この作者さんの一番の問題点は、ヒロインの人物造形がまるでダメということ。こんなヒステリックに叫んでばかりいる女、読んでて気分が悪いだけ。おまけに子どももエイリアンっぽくて可愛くない。私は（たぶんほかの読者のかたも）感情移入できるヒロインが読みたいの。ヒロインの気持ちに寄り添って、夢を見たいのよ。イラつくだけの作品は読むだけ時間のムダ。共感できる登場人物を描いてくれないと、今後何作出されても評価は上がりませんよ（原作がどうであれ、そこをうまくアレンジするのがプロの力量でしょ）。

少女マンガですね～。小中学生の恋愛ものみたいな絵です。どう見てもヒーロー&ヒロイン、大人じゃないだろ。不純異性交遊は、生徒指導の先生に注意されるよ。そんなイメージで読みました。

ます、ヒロインがダメ。わがままでヒステリックで、愛すべきところがゼロ。次にヒーローもダメ。こんないいとこなしの女に理由もなく惚れるなんて、あなたはバカですか？さらに絵がダメ。これは個人の好みの問題ですが、ペーフサートみたいで、動きが描けてない。そしてストーリーがまるでダメ。絵が×でも、内容さえ引き付けるものがあれば、かろうじて読めるものですけど。というわけで、ハートは－４個（最後の１個は、最後まで頑張って読んだ自分と、参考になるレビューを書いてくださっている皆さんの努力へのごほうび）。

どの作品も私の好みにぴったりくるので、著者買いですが、本作も当たりでした。まっすぐで前向きで飾らない、愛されタイプのヒロインを描かせたらピカイチですね！カタブツなヒーローと、元気で愛らしい娘たち、登場人物すべてがいきいきとして魅力的です（特にチョイ役ですが、占い師の老婆！good job♪）読了後に心からよかった、よかったと思えます。何度読み返しても、なぜか涙がじんわりでてくるおすすめの一作。

この作品だけ読むと、低評価になっちゃうのかな～？ロイヤル物ファンタジーだと思えば、三部作の中の一つとして、悪くないお話ですよ。ヒロインを現代のキャリアウーマンだと考えてはいけません。おとぎの国の王子様を癒しに来た天使みたいなものだと思った方が（現実離れして）。悪女ステラ様の陰謀炸裂ぶりが楽しいです。もっと彼女の活躍が見たい！

なぜか平均評価点は低めですが、私はこのシリーズ、結構好きです。三作まとめて読むと、本作のH&Hのその後がよく分かるので安心できますし。ライブラリの中には、ロイヤル物なのに華やかさのかけらもない手抜き絵の作品が多々見受けられますが、すくなくとも宮花さんは、ややファンタジックだけど夢のような王室の雰囲気をちゃんと描こうとしているので好感が持てます。悪役のステラ様も妖艶で魅力的♪

なんで評価平均低いのかな～？危うく読まずにスルーしてしまうところだったわ。確かに、H＆Hは名作『満月の誓い』を髣髴とさせるところもありますが、絵柄は華やかだし、内容も三部作のしめくくりとして、よかったと思います。愛と憎しみのドロ沼ロイヤルファミリーだったけど、みんな収まるところに収まったみたいだし。個人的には、最初から最後まで王妃の座ゲットのために手段を選ばず、ブレてない毒蛇ステラが一番好き♪友達にはなりたくないけど。

シリーズものの一作なので、我慢して読みましたが、何の罰ゲームかと思いました。HQなんだから、ときめきたいんです、読者は。盛り上がりも何もないし、人物関係は分かりにくいし、ヒーロー/ヒロインのどちらにも感情移入できないのはつらすぎる。ただのバカップルにしか見えない。最後までナナメ読みした自分の忍耐力にハートひとつで。

ストーリーはムカつくばかりで言及したくないのですが（どこが甘美なの？最近、自分の読解能力に自信なくなってきた…）、表紙にもなっている、ヒロインの口半開き顔の表情が、どのページも一様でまるでコピペみたいだわ、と思いながら読みました。たぶん私の好みの問題なのでしょうけど、なんかイラっとくるんですよね。なんでだろう？こんなくだらないヒーローに惚れるおバカ女だから？目の表現がどれも同じに見え、口だけパクパクしているように感じるのは気のせい？

フェロモン全開のセクシーボディなのに、実はうぶで天然なお嬢様のヒロインに、超～ガチガチ堅物の女性不審ヒーローが、初対面からハートを射抜かれ、勝手に一人であれこれ思い悩んでいる姿が、ちょっとへたれ気味で、ほんとにおかしくて愛しい、読んでいて幸せな気持ちになる楽しい作品でした。ヒロインの親友はじめ、脇役たちがとてもいい味出しています。深刻な事件や誤解からなる対立はないのに、ちゃんとハラハラドキドキさせるストーリー構成はさすが。絵もきれいなので、満足です。(後日追記)原作者のミランダ・リーは、『ボスに捧げた夜』『二週間のダーリン』を書いた人だったのですね。道理で、へたれヒーロー好きな私のツボにハマるわけだ、と納得！

和澄ふさこさんの作品、新作が出ると必ず読んでますが、どれも買って損はない、すばらしいクオリティに仕上がっていますね！ヒーロー＆ヒロインの顔は類型的で、別の作品のキャラと区別つかないし（わたしだけ…？）、ドレスなどの衣装センスもいまいちあか抜けない感じなんですが（着飾ったヒロインがなんとなく不格好に感じるのは、やはりわたしだけ…？）、ストーリの組み立て方がすばらしくうまいんですね、きっと。立ち読みだけではどうしてもやめられず、つい続きを読むために購入ボタンをポチっと押してしまう。本作のヒーロー、もう惚れない女はいないでしょう！ステキすぎです、生き方が。やや天然ちゃんなヒロインは等身大で、思わず共感してしまう愛らしさ。タイトルだけが本作最大のナゾ。ともあれ、後味の良い作品を読みたいなら、イチオシです。

津谷さとみさんのふんわりした美しい絵が、この重いテーマのお話を、夢のように感じさせてくれる作品です。誠実でハンサムで経済的にも成功している完璧ヒーローが、事故によるハンデのせいで、素直になれない屈折した心情を抱え込んでいるヒロインをまっすぐに愛し、心を通じ合わせる。これぞまさしく現代のおとぎ話ですけど、それがHQの世界なのだから、それはそれでいいんじゃないかと、私は思います。ただ、テーマがテーマなだけに、現実はそんな甘いもんじゃない！とか、議論の火種はありそう。

この著者の作品を読んでいつも思うのですが、ヒーローはとてもかっこよく、セクシーに描かれていますが、ヒロインが、女子高生か女子大生みたいな、ロリっぽい作画ばかりで、大人の女の色気のかけらもないな…と私には見えます。本作の女神も、男の情熱をかきたてる艶っぽさが伝わってこなくて。マドックスのときも、原作とヒロインのイメージが違いすぎて、すごくがっかりしましたけれど、今回もなんかいまひとつな感じで残念でした。もっと成熟した女性のキャラをお願いします！

登場人物のすべてが、個性的で愛すべき性格の持ち主。ヒーロー＆ヒロインの人物造形がよくできており、読んでいて、とても心があたたかく、最後には思わず涙が出そうになる作品です。思春期でむずかしい年ごろな子どもたちの気持ちも、短いページ数の中に、よく表現できていて、みごとのひと言。タイトルがへんてこなせいで、ものすごく損している作品だと思います。傲慢お子さまヒーロー＆ヒロインにうんざりしている、すべての大人なHQ読者に、ぜひおススメしたい一作です。

読後感がすっきりしないと他の皆さんがおっしゃっている通りです。ヒーローもヒロインも、勝手にうじうじ悩んでいるばかりで、さっさと腹割って話し合えば、あっという間に誤解は解けたんじゃないの？と思います。両親は二人とも自己中でサイテーだし（死ぬ前に前非を悔いて改心したって、遅いってば!）。無駄に過ごした７年の年月でしたねぇ。

とてもいいお話です。美しく、頭脳明晰で優しい心をもっているのに、重い事情により、結婚をあきらめているヒロインが、外見も内面も非の打ちどころがない完璧ヒーローに、あるがまますべてを愛され、幸せになるという、まさしくHQの王道ストーリー。悪人が一人も出てこないので、安心して読めます。絵柄は嫌いじゃないのですが、登場人物の目の表現が、ときどきキラキラしすぎているのが個人的に気になるので（ちょっと苦手…）、ハートをひとつマイナスで。

冴えない田舎の女の子が、ひょんなことから社会的地位を得、都会で磨かれ、さらにヒーローに恋をして、素敵なレディに変身、というものすご～くありがちなお話なのですが、ヒロインがとってもキュートなので、楽しく読めました（ヒーローもかっこいい～。ちょっと無骨だけど）。桜屋響さんは、とても丁寧な作画をされるので、大好きな作者さんのひとり。登場人物は脇役に至るまで、きちんと描かれているし、ストーリーの組み立て方も上手。何より、HQへの愛を強く感じます（私的にはコレ重要！）。

桜屋響さんの作品、どれも大好きなので、ライブラリで新作を読めて本当にうれしい！スタイリッシュな大人の恋を、いつも見事に描いてくれます。本作では、熱い心を必死に抑え込もうとしているヒーローが、とてもセクシー（思いはダダもれなんだけど）。庶民派家庭出身ながら、知的で透明感のあるヒロインの聡明な美しさにもうっとり。悪人は出てこないし、過剰なHOTシーンはないし、安心して読める１冊です。

絵も、ストーリーも、小中学生対象ですか？という感じです。ピュアとか、ファンタジーとか、そんな言葉でごまかしていいのかしら？大人の鑑賞には、とても堪えない。ハラハラもドキドキも胸きゅんも何もない。がっかり。

たまたま原作を先に読んでいたのですが、わりと忠実に漫画化されている印象です。お互いに惹かれあっているのに、なかなかその気持ちを素直に伝えられないヒーロー＆ヒロインを、胸きゅんきゅんしながら読みました（イライラ感はゼロ。すばらしい！）。恋っていいなぁ～と思える作品です。濃いラブシーンはないので、そういうのが苦手な読者に安心してオススメできます。

なんだか、とてもイライラする作品ですね…。ヒロインがなぜ死んだ婚約者にいつまでもこだわるのか、真意が分からないし、ヒーローも強気なんだか弱気なんだか、スッキリしない態度でイライラ。ページ数が長いだけに、最後まで読んだらぐったりと疲れだけが残りました。

ありがちなストーリーで、おおよそ先の展開が読めてしまう感じですが、それでもなぜか胸がきゅんとしました。ヒーロー＆ヒロインのキャラクターに、あまりおとなの色気が感じられない絵柄ですが（中高生向けのさわやかな青春恋愛漫画っぽい印象…）、それがかえって甘酸っぱい雰囲気を出していたかも。

地位や富に恵まれすぎているのも辛いのね…ヒロイン、いい子なのに、周囲の人に悪意を持って誤解されてかわいそう、などと思いました。それにしても、ヒーロー、親友の悪意ある言葉を真に受けて、ヒロインの愛を信じないなんて、そんな人を見る目のない奴が、ほんとに政治家に向いているのか！？私だったら、真実も見抜けないような間抜けを信用して国民の代表に選出するべく、清き一票を入れるのはムリムリ！