シリーズのラストなのに、余分な感じのする作品です。ようやく、シリーズ全体に嫌な影を出しまくっていたニックが駆逐されたのに、すっきりしません。初めから、こんなのと結婚しようと思い立ったのがそもそもの間違いじゃん、当てつけに結婚までするからじゃんと自業自得の感じが抜けません。ヒーローに、もっと、内に秘めた感情を爆発させるとか、してほしかったな。

なんでヒーローとヒロインが犬猿の仲なのか、不思議に思える二人です。お互いにとても気になるから、お互いにとてもお似合いだから、あえてきらっている、反発しあっている感じがします。きゃんきゃんいさかいが絶えないので残念カップルに見えます。それにしても前作同様、ニック最低。ヒロインに薬までもる徹底ぶり。やっぱりこいつ、本当に最低な奴だとしみじみ思います

ヒロインの友人の夫・ニックがどうしてもどうしても嫌な奴で、このシリーズ全体に嫌なムードを一人で作り出しています。出てくるシーンを読み飛ばしたくなるような嫌な雰囲気を存分に味あわせてくれます。こいつのせいでヒロインはヒーローに初めから誤解されています。もちろん、ヒロインだけでなく、ヒロインの会社そのものが誤解されている。もともと洞察力のあるヒーローだったから実際のことがわかるまでの道のりは長くなかったけれど、ハラハラしてしまいました。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

ベティ・ニールズの作品はヒロインの日記のように淡々と進むので、面白くないのはホントに面白くなくて、価値観が古い(戦前の人なので)のでイライラーっときたりするんですが、この作品のヒロインはビンボーでも不細工でもなく、ヒーローが地道にヒロインを口説いていきます。お決まりの結婚してもベッドは共にしないパターンですが、ヒロインはごたごたに巻き込まれ続けなので最後まで飽きずに読めます。

妹の婚約者も妹自身も、問題が多すぎます。間違えて誘拐してくれたヒーローがいなかったら、ヒロインは今頃どうなっていたかと思うと、心穏やかではいられません。ヒーローのこの行動力があったからこそヒロインが連れ出せたからいいようなものの、こんな婚約をし、そのしりぬぐいを姉におしつける妹の気がしれません。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

貧困地区での医療活動に従事している遠縁のトムとどう見ても相思相愛ですが、ヒロインはとてもお嬢様なので、彼女に苦労させたくないというトムの気持ちもよくわかり、そのためヒーローが横からヒロインをかっさらってしまうわけですが、ヒーローが現れなくてもトムはあのままだったんじゃないかなと思います。そこまで仕事に信念を貫けるトムの人柄はあっぱれですが、こうなるともはや人間でないような。ここまでヒーローに思われるヒロインなのに、うだうだし続けるのがちょっと。

ヒーローがとてもとても屈折していますが、ヒロインに出会ってからは愛のあふれる砂漠の国だと思います。ヒロインが、むずかる赤ちゃんをほおっておけない優しい人であったばかりに、その生い立ちから思いっきり屈折せざるを得なかったヒーローと行動をともにせざるを得なくなり、お互いにだんだんと惹かれあっていきます。屈折していても、その魅力的な人柄がヒーローから十分に伝わってくるので、ヒロインがどんどん惹かれていく気持ちがよくわかりました。

タイトルから、クリスマスプレゼントに自分をささげようとするヒロインのお話かと思って読み始めると思いっきり肩透かしを食らいます。ヒーローも非常に不器用だと思うのですが、ヒーローの兄弟のハチャメチャぶりがものすごくて、楽しかった！　ここまでまわりがアクティブだと、一度壊れた恋だから・・・とうじうじする余裕もなかった。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

乙女の一目ぼれ？と思いきや・・・度迫力の迫り方をするヒーローがヒロインに一目ぼれ。びっくりです。しかもヒーローがいつもいつも脅迫まがいの行動に出るので、「素敵に強引、傲慢ヒーロー」の範疇からもはみ出てしまいそうな。もうちょっと落ち着こうよと言いたくなるようなシーンも多い。行動力があって、実行力もあるので、ヒロインが逃げ出す隙もない。くらくらする怒涛の展開でした。

佐々木みすず先生のコミック版をみて、小説版も！と思って読みました。ロマンチックで優しい雰囲気が最後まで続いていました。大きな事件やとんでもないいけ好かない敵役も出てこないし、ヒロインが窮地に陥って涙することもないのですが、ヒロインの心の動きが綿密に書かれていてセレブな世界でも、恋する心は同じだと思いました。

さびしげな男の子と、その父親であるちょっと冷たい雰囲気のするヒーロー。ヒロインはあまりいい母親ではなかったヒーローの亡くなった妻によく似ている。生き別れの双子とか、遠い親戚とか、実は姉妹だったとか、はらはらどきどき・・・。ヒーローのトラウマとか、ヒロインの戸惑いとか、綿密に書かれていたので、グングン引き込まれていきました。が！ラストに向けての展開があまりに急だったので、なんだか肩透かしを食らってしまいました。前半が面白かっただけに、残念だった。

ジプシーの女性の振る舞いや格好の方がずっと良かった。 全くヒロインに共感ができないまま、疲れて読み終わりました。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

いつも暗い独特な感じで苦手なのですが、今回はまだ明るかったですね。でもヒロインがずっとサムにグチグチ言って鬱陶しかったです。サムお気の毒。

最初と最後でキャラが違うというか女々したセリフが？ってなりました。ありきたりな話だし、最後のセリフがアレだし瀧川先生にしては面白くなかったです。ヒロインも変身したのかと思うぐらい変身後も素敵ではなかったですし…。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

１０代の少女にそれなナイでしょう。。犯罪でしょう。。母親にもムカつきますし。

さすが高評価セレクション！ どれも良かったですが、とりわけ伊藤悶先生の「夕闇にくちづけ」がよかったです！ 泣けました…

最後まで記憶が曖昧なのは、都合のいい時に記憶が戻るよりはマシか？それにしてもさー、ヒロインの憤りも直ぐベッドに飛び込まなきゃ共感できたのにって思う。今後、ヒーローも都合の悪い事が起きたら「頭痛が・・・」って倒れてうやむやにしそうな予感w

ヒロインは気の毒な人で暗くなるのは分かりますが、暗すぎるし見た目も陰気すぎて読んでいて楽しい気持ちでは無くなります。こんな暗い人のどこに惹かれたのでしょうね。気が滅入りました。

どうしても１０代に見える鼻ぺちゃのヒロインの絵が気になります。HQなのに、どうしてもう少し大人に描けないのかな？　ストーリーも盛り上がりに欠けアッサリしていました。

いつもこの先生の作品って、昔の外国のミュージカル観ているようなイメージなんですよね。いつも通り華やかな絵柄でヒロインは大げさな身振りでセリフは常に叫んでいました。でも今回お年寄りに化けるのは、あまりにも無茶設定ですよね。

題名通りに裏切られましたね。十四年とは長すぎです。既婚者とは知らずヒーローに裏切られ、ヒーロ妻の嘘に裏切られ、母にも裏切られ、夫にも裏切られ・・・。こんな題名とピッタリの話は読んだ事ない。何より問題は、既婚の身で高校生をホテルに連れ込んで、妊娠までさせたら犯罪なんじゃ?まずは恥じ入るべきだと思うよ。

主人公の好奇心が彼女の行動力につながり、話が進むに連れて長年会ってなかった幼馴染との結婚がプラトニックのものからだんだんと進展していく二人の心の様がとても楽しかったです。 女性の行動力のある自分の意思のはっきりした主人公の物語がとても好きなので退屈せずに一気に読んでしまいました。

顔のトーンの貼り方がおかしいですね。 ああいう貼り方は、人物に不安・怪しい・不幸など、不の要素の感情があるのを示唆するために貼るものです。陰影をつけるためにいちいちトーンを貼るのはやめたほうがいいですね。まぎらわしい。