どんな過酷な状況に陥っても、妹を救い出す決意で、運命に果敢に立ち向かおうとするヒロインですが、行動そのものは結構受け身。そんなヒロインに怒りをぶつけるばかりのヒーロー。とはいえ、愛人を見せつけるわけではないし、ヒロインを虐待するわけでもないし、言葉で攻めるといっても、すぐ弱くなっていきます。事情を打ち明けられないヒロインの心を解きほぐすヒーローはやっぱりヒロインにメロメロなんだなと思いました。

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いい加減なおじのために身売り同然で結婚する羽目に陥ったヒロイン。そんな状況なのに、あっという間にヒーローにメロメロ。感情表現がものすごく苦手なヒーローですが、ヒロインにメロメロなのがだだもれ。なんだただのラブラブカップルじゃんと思いきや、悪質な残虐殺人事件が次々に起こっていきます。犯人の魔の手がヒロインにも及ぶのではないかとはらはらしどおしです。行動的で慈善精神にもあふれたヒロインが本当に魅力的。最後まで一気に読まずにはいられませんでした。

「億万長者のプロポーズ」がすごく好きで、何度も読み返しているので、手に取った「王子様～」。大富豪の娘なのに、ピントのずれた不思議ちゃんのヒロインと何事も大袈裟にしてしまうヒロイン父の意志が疎通していないことが王家を巻き込んでハチャメチャにしてしまいます。育ちの良さが見えながら行動的な王子と、もとより行動的なお嬢様が徐々に惹かれあっていく姿が印象的でした。

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こんなややこしいことになった原因はすべてヒーロー姉の策略のせいで、亡くなったため娘が「本当のお母さんに会いたい」と言わなければ三人は真実を知らないまま一緒に寄り添うこともできなかったのかと思うと、腹立たしい限りです。事情を話せないヒロインと、過去の自分とは思わず嫉妬に燃えるヒーロー。失った日々を取り戻す方法がないのが残念です。娘が前向きな子供に育っていて本当に良かったです。

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不快なヒーローでした。何一つ、認めるべきところがありませんでした。

大胆な一夜が大胆な毎夜になります。うわ～と思うほど、ほんとにやってみた人いるのかしらと思うような企画満載のHOTな毎夜。ルールってなんだ・・・と言いたくなります。都会の洗練されたヒーローが、ヒロインにきりきり舞いさせられている姿がとてもかわいい。

女性が一人で出歩いてはいけないとか、慈善活動のために刑務所を訪れるなどもってのほかといった、さまざまな制約を上手にかわしながら活動を続けるヒロイン。でも、こっそりやらなくちゃできないから、どうしても行動にあやしさが付きまとい、それに気づいたヒーローに付きまとわれてしまいます。うまくごまかそうとするヒロインと、真相を探るヒーロー。二人のやり取りが軽妙で楽しいです。

このヒロインを笑えない！　バカにできないっ。常に頭に花が咲いててイタタタタだけど、恋に舞いあがったら人間、これぐらいの愚かなことはするんじゃないかなー。と、自己弁護。いろいろコメディ調でしたが、スーパー反対デモのプラカードが一番ツボでした。

召使のように扱われていたヒロインを見初めたのが氷の伯爵。といいますが、全然凍っていません。しいて言えば感情表現が凍っているかもしれませんが、HOTですてきです。イタリアに置き去りになっている弟を助けに行きたいヒロインと、事情を知らないヒーローが治安の悪化した大陸を旅しながらも、お互いに惹かれあっていくさまざまなエピソードが微笑ましいです。行為の最中反応してはいけないとでたらめを教えられているヒロインが必死で自分を抑えて九九をかぞえようとしたり、ピンクのズロースをヒロインにはかせて喜んでいる伯爵の姿にはにやにやしてしまいます。

ヒロインの最初の境遇があまりにも過酷で、どうしていいのか戸惑ってしまうほどです。アンティークショップで見つけた指輪をはめた途端、その事故の直前にまた戻るという残酷さ。とはいえ、これを止める経験ができたことは新たな一歩だと思いました。次に、夫と成長した娘のそばで目覚めた時も、この夢が覚めたらどんなに残酷かと思うと、気が気ではありませんでした。守られるだけで弱いだけのヒロインが、過酷な状況を変えようと立ち向かい始める強さを見せ始めるのが印象的です。夢物語かもしれませんが、こんな夢なら大歓迎です。

ともに気位の高いヒーローとヒロインです。この気位があるからこそ逆境をつぎつぎと跳ね返していくのですが、お互いの気位の高さが新しい障害をもたらしたりもするので、見ていて歯がゆい気持ちになります。ヒロインがヒーローの頑なな心をほぐそうと耐える姿が痛々しかった。

藤田先生のコミック3部作がとても素敵ですが、その世界をふんだんに味わえる小説版です。コミックでは描ききれなかった下層民の生活やヒーローの生い立ちなど、物語に影をなす部分も多いのですが、この陰にも負けずしたたかに生き抜こうとするヒーローとヒロインの前向きな姿が心を打ちます。

ストーリーも絵柄もふつうに楽しませてもらいましたが あとがきで衝撃が（笑） あのイラストの破壊力がすごいです ほかの作品もよみたくなりますね

思いを寄せた相手が親友と恋に落ち、幸せな結婚生活を送っていたと思ったら、彼ひとり残して子供ともども事故死してしまう。ヒーローの荒み具合はすさまじく、ヒロインも呆然としています。ヒロインを新しい上司が見初めたとたん、嫉妬でメラメラするヒーローの勝手さに憤りを感じますが、それでもヒロインはヒーローを愛している。結婚した後、過去の家族のトラウマから逃れられず苦しむヒーローと、自分も彼らのことを愛していた故恨むことなく必死で耐えるヒロインがけなげで痛々しいです。

系のお話ですね。１５年（長！）、経ってもどうしても手に入れたい人に会ってしまったからどうしようもない。ヒーローの、それこそ自分じゃどうしようもない心底感が伝わってきて、私は好きな作品です。ヒロイン側の心情は納得できたりできなかったりでしたが……。

旅先でいきなり結婚しようとした相手が、その直前に詐欺師だとわかり、逃げ出したヒロイン。その途方に暮れるヒロインを、プリンスの名にふさわしいヒーローがまるで犬猫のように拾ってしまう。あまりにもいきなりな展開が次々と襲ってくるので息つく暇もありません。怒涛のシンデレラストーリーです。あまりにもありえない展開に、憤る余裕もなく、現れたのが新しい詐欺師でなくて、本当に良かったねと思うばかりでした。

　本当にほんわかできるハートウォーミングないいお話です。ヒーローヒロインのロマンス以外にも家族間の愛情についてもきっちり描かれていていいです。他の方も書かれていますが、それ故にタイトルが本当に残念です。最初、タイトルでえっ？と思い読むのを敬遠しました。しばらくして読んでみたらすごく良かったのでもっと早く読めばよかったと思いました。きっとタイトルで敬遠されている方がいると思いますので、重版の際などに機会があればぜひ改題してください。たくさんの方に読んでほしい作品です。

他の方が書かれているように、ところどころ違和感を覚える作画ですが、ストーリーは王道のハーレクインだと思います。 コミック化のページ制限のせいだと思いますが、するすると許すところまで行ってしまいます。そのせいか、ハーレクインと分かっていても、これで許すなよ、ってか最初の結婚式も自分中心思考かいいっ、情けない。こんな男のどこがいい？と思ってしまいます。ハーレクインが敬遠される典型的パターンと言えなくもない感じです。 多少の違和感はありますが、王道を楽しみたければいいかも。

コミックも読んだけど、小説はより、深みがあってよかった。 傲慢だけど、最後にはちゃんと非を認めてヒロインに愛を伝えるヒーローはがいい。ヒロインの恋敵もちゃんと役割を果たして、ヒロインに意地悪を言うのも、効果的でよかった。 二人はちゃん始めから惹かれあっていたのに、あまりに近くにいたから、気付くのが遅かっただけ。 叔母さんもいいひと、赤ちゃんの仮の母親になってくれたし、ヒロインの父もいい人だった。 ヒロインがヒーローはに妊娠の事を告げられなかったのは、母親や自分の出生も関係してヒーローに愛される自信がなかっただろうな。 前回読んだのが、中途半端な展開だったため今回脇役たちも、しっかり役割をはたしてくれたおかげで、主人公二人の信条が伝わってきて、良かったです。

スルタンの跡継ぎ→スルタンと踊り子→スルタンの薔薇 よく見るとⅠⅡⅢと書いてありますね。(ё^∀^ё) 絵が違っても私は楽しめました。

幸田先生の前作がなんともハーレらしくないじめじめしたストーリーで、絵柄は明るくて活き活きしてるのに勿体ないなあ～～と思っていたため今回のようなコメディタッチは大歓迎です。お互い好き好きオーラ全開のため「二人はどうなっちゃうの？？」というトキメキは薄かったですが楽しく読めましたｖ

みなさんが仰っているように 髪型を含め、絵のバランスが 気になってしまって ストーリーに入っていけませんでした。

そんなことを言っちゃうからヒロインが逃げちゃうわけで、愛を知らないんだ、と言っとけばまた違ったのに、ってそれじゃ話が成りたたないか。しかし、お父さんのやった事は意味わからないです。妻の病気で追い詰められたからって、何で横領なんて…！ヒーロー怒って当然です。むしろ、あの程度の代償で済ませたのは惚れた弱みなのね。でもプライドのせいで本当は愛しているんだと告げられずに罠を掛けた？逢えないように細工して、ヒロインが途中で諦めたらどうする気だったんだ？でも、ラストのヒロインのプレゼントが気が利いてますね。

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