牧師の娘らしく純朴なヒロインだったのに、実家まで追いかけてきたヒーローをギャンギャン責め立てる姿を見て、嫌な女になっちゃったなー…と思ってしまいました。途中のベッドシーンもやたら生々しくてちょっと引きました。

バージンだからうれしいとヒーローに言われたら、愛されていない、しかも侮辱になるのがどうしてだかよくわからなかった。あなたのために大事にしていてよかったとは思えないところが謎。大して好きじゃなかったのならともかく、そんなに好きなのに、何でこんなことで意固地になるのかさっぱり理解不能。ヒロインの兄とヒーローの妹が付き合っていて事故で他界してしまったのは悲しいことなのですが、深刻そうに見えて二人の再会より影が薄く感じしまったのが少し残念でした。

すぐに結婚申し込まれると思う馬鹿ヒロイン。虐殺で身寄りがなくなった女性を保護するのがそんなに悪いのか？正気なの？嫉妬が度を超えてる。下手な役者が罵声あびるのや動物の虐待は気にする癖に、ライバル女性は別な訳？確かにあの女性は性格悪いけど、ヒロインだってかなりの世間知らずな我が侭。ヒーローが任務抱える立場の人間なのを知った後も、期日厳守じゃないと即裏切られたと思い込むとか大馬鹿。不測の事態が起こったんじゃとか心配もしないなんて最低。これで頭の回転が速いと言われても…ヒーローも気軽に手を出していい相手かどうかわかってて手を出すなよ。悪役が陰は薄いのに能力も不気味さもパワーを増している。

ヒーローが格好良すぎる。ヒロインの山場での行動に幻滅。あの行動は馬鹿過ぎていただけない。あれさえなければ♡5だったのに…父親の無実を信じての行動ならわかるけど、父親をバリバリに疑ってる癖に庇おうとする姿勢が凄く嫌。結局父親は犯罪行為とは無縁で、むしろ暴き出す協力をしてた訳だけど、やはり納得いかない。

ヒロインは弟の迂闊な行動の為にヒーローと共に危険な任務につく羽目に。ヒーロー・ヒロインはどちらも頭の回転が実に速く会話のやり取りも楽しい。ヒーロー従者も良い味出してる。しかし政府お偉方が無能過ぎるし酷い。ヒロインを表面だけ見て尻軽女扱いするのはあんまりだ。まあ時代と舞台女優というヒロインの立場からはそう思われても仕方ないんだけど…「こんな任務強要した癖にっ！感謝が足りん」と割と本気で怒ったり。

とにかく酷い。特に姉婚約者が救い難くて、「気持ち悪い」と罵りたいと言うか殴りたくて仕方なかった。ヒロインは誠実で賢く、ヒーローも有能な男性。この話の女王はまだ若くて、割とあっさり（このシリーズの他の作品に比べれば）二人の結婚を認めてくれたので良かった。この話の某悪役は引き続き出てくるので、ミッキーさんと同じくやはり最後まで読む羽目に（笑）

内乱を経て祖国にカムバックしたプリンスたちだからなのか、長男以外は自分の子供じゃない子供の親に自分からなろうとします。三男は妊娠中の女性を拾ってくるから、お人よしもいいところかもしれません。チョコレートプリンスじゃなくてプリンセスなのはどうしてかな？？と素朴な疑問が頭の中をぐるぐるしました。ヒロインが記憶がないゆえ、その分がちょっとサスペンス調の展開です。どんなに困った状況に陥っていたとしても、こんな素敵な救いの手が寄せられるなんて、うらやましい限りです。

繰り返し読んでも飽きない。文句なしに素晴らしいっ！日常の些細なことに気づける幸せ、感情を閉ざしていた時とは世界が違う＝生きることを実感しているのが伝わってくる。じっと見守ってくれているヒーローも本当に素敵。これ程愛情深いヒーローが亡妻子を綺麗さっぱり忘れてしまうことなど不自然過ぎて有り得ない。その想い出をヒロインと語り合えるのも、またヒロインも変に嫉妬などしないのも素敵。理想的な夫婦だと思う。ヒーロー従兄弟も王子も終始二人の味方で偏見に囚われない所が良かった。紙本の再版してくれればいいのにと思わずにいられない。

ヒーローのめろめろっぷりも，やきもちで悶々とするさまも，なんだか笑えてきちゃいます。 コミックでは，儚げなイメージだったヒロインも，結構言いたいこと言っちゃってるし（笑）傲慢ヒーローに全然負けてないところが結構ツボです。

はっきりいってヒロインが最低すぎます。妻としても母としても。 ヒーローが子供たちの面倒を見ているのを見て亡くなった夫はこんなことしなかった…って家族のために一生懸命働いてくれてた上に不幸な事故で亡くなった人に対してよくそんなことが思えるものだ。 子供のヒーローへの反抗的な態度も甘やかし故のわがままだと決め付けてるし。 自分の母親がよく知りもしない男にふらふらしてればそりゃ娘はイヤでしょうよ。 ヒロインはただ単に自分が何より優先されて愛されてないと我慢できない自己中心的な女としか思えません。

無料部分で結構読ませてくれたので、購入したのはいいんですが、面白い部分もありますが、叔母もヒロインの父親もどちらもひどいですね。 で、最後はあっという間に綺麗にまとまっちゃったのがちょっと残念というか、こんな感じなのかなー？ とても魅力のある作家さんの絵だっただけに、ひきこまれて、ぽーんと離されてしまった感じ

評価の低さに驚いてレビューを読んでみたのですが、そうか絵か… デッサンの狂いやドレスなどのセンスは確かにちょっと「んん？」って感じですが、ストーリーは不倫とかその果てに出来た弟とか、良い話だったとは言い切れないけどそれは原作の方の問題であって、漫画は良くまとまってたと思います。「いつか私の中から消えてくれるの！？」のあたり、感情がすごく伝わって来ましたし。

通行人の「寝具売り場は5階よ」に吹き出したのはきっと私だけではない筈。状況的に嘘を重ねざるを得ないヒロインだけどそれでも元々の誠実さがきちんと現れてる。ヒーローの笑顔にぽうっとなってる辺りのヒロインのモノローグとトドメ的なヒーロー笑顔がいい。やっぱり誠実で護ってくれるヒーローは読んでて気持ちいい。元婚約者への対応策も変に復讐じみておらず、他の人間が困難に陥るような物を避けている所に二人の人柄が出ている。それにしても小道具って何だろう？気になる。

プライドがとても高いレディの称号をもつネルと、彼女の領地をを救うため、結婚を提案するジョス。お互いに思いを寄せているのに、お金と地位が絡み、卑屈になったり、負い目を感じたり、プライドが邪魔をする・・・心の葛藤が見事に描かれています。率直に話していたらと思うのですが、そうしらた・・・本になりませんね（笑）

四人の場面が華やかなのと真摯に励ましてくれる友情が嬉しい。自虐ネタを仕事に使えないかと考えるヒロインが好きだ（笑）キャリア志向だけど時々乙女思考が入って大人の女性なのに妙に可愛らしい。ヒーローはハンサムで優しくて誠実で知的で男らしくてヒロインを大切にして…何てこと、HQなのに欠点がないじゃない！二人が仕事に支障がない（出てしまったけれど）ように努力する姿勢を買う。岩崎さんは先行の作家さんにキャラデザを合わせてくる人なのでそれも有難い。紙本も持ってて何度も読んでるが、今回はあの素敵なプロポーズの場面で「恋は強引に」の某爆笑場面を思い出してしまい困った。