物凄くピューリタン的宗教説話のようで、さすが「異国・異文化を感じさせてくれるハーレ」だと思いました。宗教説話集には「放蕩息子の帰還」などの道に外れた者が後に間違いに気づき懺悔する、改心ものが多く、「迷える羊」が讃えられるところがあり、「最初から道を外れないが良し」とする日本人の価値観とは違うので、それが低評価につながっていると思いますが、本作はキリスト教圏では評価高そうだと思います。見栄を張ってどんどん泥沼化してしまい、もう少し進めば借金地獄にもなってしまうかなり恐ろしい話なのに、とてもテンポ良くコメディ調に仕上がって本当に見事でした。きっと、最初に彼の会社を尋ねた時の彼女のままでも上手くいっていたのではと思わせるところが良いですね。

これで終わりか何じゃこりゃー。そんなんで和解できるんだったら最初からしろオオオ。痴話ゲンカに付き合わされた気分。

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個々の話はもっと掘り下げられると思うんだけど、もったいない。 ただのあらすじのみのダイジェスト作品になってしまっている 絵は好き

で、お話も絵に描いたような(笑)堅実さでした。 何のかんの言っても、ヒロインも堅実ですし。 もう少し遊びがあったら、プラス１です。

怒りすぎです。もっと冷静になって～

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長子はしっかり者かボンヤリしているかどちらかが多いようですが、ヒロインは両方を併せ持ったとても可愛い女性です。 ヒーローとの相性もピッタリですが、職業柄ポーカーフェイスなのでヤキモキするところも楽しかった！

母親との和解シーンがあるのかな、と感動を期待したら肩すかしをくらいました。途中まではおもしろかったんですけどね。あっけなく終わった感じ。残念。

岸本さんのあとがきにある言葉に笑いました。「目つきと性格のゆがんだヒーローが、ヒロインの愛で改心していく話は大好物です」だそうです。激しく共感です（笑）さらに、改心したヒーローが豹変の勢いでヒロインにめろめろになってひれ伏してくれると最高です。こちらは岸本さんの優美な絵もあって、素敵な作品になっていると思います。

国王の最後の一言！　ええっ、じーさんあんなキャラだったっけ？　何か裏があるの？　それとも人知れず人生の転機でも経験なさったの？　これからのシリーズに答えがあるのかなあ。

某ワイングラスにハートを持ってかれました（笑）　こんなアホーな感想を書けるのも本編の二人に安定感があるから。お似合いです。これで二人の孤独が癒されるといいですね。幸せになってほしいなー。

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長く感じました。お互い好きだけどいろいろ考えて言えない…の状態が長すぎる。イライラしました。ラストはほとんど飛ばし読み。

ヒロインもヒーローの子供もかわいそうで途中までずっと胸が痛いですね。ヒーローはかわいそうっていうのとはちょっと違いますが、まあ苦しい年月を過ごしたんでしょ。私はこういう話大好きですが、過去にひどいことがあっても、自分のことも他人のこともどう赦して乗り越えて前に進むかというところがメインで、ハッピーエンドはそのおまけみたいなものだと思います。小説自体はとってもよかったです。

不器用で、頑固な男性へ愛を貫けるのって、うらやましい。絵も素敵だし、ベッドシーンも素敵！大人な恋って感じ。

ドリー叔母さんが素敵でした。ラストは感動で涙…が、あまりの子犬の絵のヘタさに気づいて涙がとまりました…。おかしな生き物になっている…！

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絵はきれいだけど表情に欠ける気がして何でだろう～と思っていましたが、憂さんの指摘で納得！目か～。いつも大きく見開いていて読んでいるこちらに疲れが・・・。 設定は、どこかで読んだことがあるような感じです。ヒーローが真面目だからよかったけど、ヒロイン、ハッピーエンドの後、複雑な気持ちなんじゃないかなあ？今後が心配。

よく確かめもせず、最愛に人から裏切られたと思い込み･･･ ハーレクインでは、よくある設定ですね。 ヒロインもヒーローも互が大切な人だと分かっているのなら、何故？事実を確かめないのか？不思議でした。

こ、これは、、、　色々と判断に困る作品。HQと言うより、ちょっぴり推理小説？的？？？ 設定はよくある設定。漫画家さんの力？なのかこんな感じ方をするとはｗｗある意味面白い作品かもしれません。が、HQ的には×...か？

絶対に側にいるとわかっているから平気でパートナーに暴言を吐きまくり、無理難題押し付けて、相手が離れそうになると追いすがり、相手の心が手に入ったとわかると安心して傷つけ貶めて、どうしようもなくなると結婚を仄めかす… モラ男じゃーん！ 兄弟もクズじゃーん！ ヒロイン逃げた方がいいのでは…明るい未来が見えないよ…！

真実が解った時はビックリしたけど、ふたりとも、それでいいの？ と、このハッピーエンドのその後が気になりまくりです。 よく考えたらゴタゴタが物凄い… 引っ越した方がいいよ～！

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傲慢ボスと一途ヒロイン、好きな設定です(笑)兄や妹、弟とかヒーローの家族がよく出てたのでシリーズものなのかな？？ 絵柄ですが、私はそんなに気になりませんでした。

立ち読みで若干の違和感を抱え、非常に結末が気になったので衝動買い。ラストまで読んで違和感の意味が判った時はちょっとしたどんでん返しの様な感じで、こういう展開も面白くて個人的にとても読み応えがあって好きです。絵は全体的に非常に丁寧で巧いんですが、キャラの表情というか瞳が全く変わらないというか妙にに硬い感じで、大きな変化は眉や口元がはっきり変化するので判りやすいけれど、微妙な変化や感情が非常に判りにくかったのが勿体無かったかな。

1989年の作品だそうです、当時まだ中米・南米は、ホントにこの作品みたいな世界だったようで、この頃撮られた映画でも、そんな背景の作品がありました。本作品は、ページ数も今よりも多くて、背景・心理状況もよく書き込めていて、映画を観ているみたいでおもしろくて良かったです。

個人的にCamino (＝道）に行きたいなぁと思っていましたが、お話の中で、欧州の人々にとって、この巡礼の意義や、様子が書かれていて、バーチャル出来て良かったです。後半は、シークレットベビーと、ヒーローが真の愛に目覚めるまでの葛藤で始終し、テーマである愛と、カミーノとFamilia(家族)の結びつけ方が、イマイチかな。

本作品の初めでは、スパイ活動の本質をわきまえず、ヒロインが、欠点である短気・好奇心旺盛等の、素の性格を露わにしてしまう場面が多々あり、イライラしちゃいましたが、それが、だんだん、幾多の困難な場面やいろいろな人と知り合い、思慮深い素敵な女性に変身していくお話です。　ヒストリカルに多いリージェンシーの貴族の生活や恋愛心理描写があらすじの作品とは違うものを味わいたい方にお薦めです。

ヒロインの成長物語です。自分にいっぱいいっぱいで、エピソードが、はたから見たら、痛いんです。なんで上手くいかないんだろうって自分の中で堂々巡り。その全てに気付いた時の恥ずかしさと悲しさを表現する絵が素敵でした。絵は好みが人によってありますが、お話の運び方など、洗練された表現だと思いました。