高校時代のヒーローが最悪すぎて、大人になった彼の誠実な態度も違和感大で、私の心には響かず、妙に冷めた気分になった。しかも、著者の硬質な絵がその気分を後押し。「切なさ」が残らない。個人的な好みとしては、別の漫画家さんに描いてほしかった作品かも…。評価高い原作みたいなので、存分にその「切なさ」にひたりたかったなぁ。

レビューが良いので期待しましたが、私は次男の話が一番良かったです。こちらの話は非現実的過ぎて…いくら大公妃が若いとはいえ、ミニのキャミソールワンピで公の場に出ててもいいのかなぁ…と思いました。とにかく、このヒロインのお馬鹿な感じが読んでてイライラしました。ヒーローは好きですけどね。

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少々大げさな表情が気になる部分もあったのですが、絵は見やすくて丁寧だしいいと思いました。でも、漫画としては「面白くなかった」の一言につきます。ゴメンナサイ。画面閉じて終わりにしようと思ったのですが、良い所もあるし、もったいないのでレビュー書いておこうと思いなおしました。たぶん面白くないと感じてしまう原因は、漫画家さんが原作と合っていない、原作の雰囲気や良い部分を生かしきれていないからだと思います。お話自体はタネ明かしはあるものの、HQの中ではあまりにも普通すぎるものです。それ以外に見所もないのでとても単調です。しかし、こういう原作でも、もっとしっとりとした、繊細な感情のやりとりを見ることができていたら、波乱万丈的な面白みはないにしても「心に残るいい話だな」と思って楽しめたと思います。もったいないです。

全然悪くないお話でした。王室の陰謀がらみで、後半の宮殿ストーリーではすごい嫌な人も出てくるかと思っていたのに全くそんな気配が無く（ページ数の関係かもしれませんが…）絶対一緒になれない身分差の二人が一緒になれた事は嬉しいですね。絵がまだまだ硬いけど、これからって感じはする。

この著者はロイヤルモノやヒストリカルを描かせたら、ウットリゴージャスになり、最高です！ランスかっこ良すぎ！タフでクールでちょっとシャイで、でもメチャクチャ頼り甲斐があって。プリンセスは美しく潔く芯がしっかりしていて、愛情がぶれない人。二人のハッピーエンドは涙が出そうでした。

あとがき読んだらこのヒーローはなんと３７歳！イッちゃってます！ヒーローのオレ様度とお子様度は半端ないけど、ヒロインの常識度と母性あふれる包容力でなんとか救われています。ヒーロー母の母親本気度もカッコイイ！著者のふんわりした絵とアレンジで、普段ならムカッってするハズのストーリーですが、このヒーローも私には何だかカワイイヤツにみえてきてつい許しちゃえました。

この著者の作品はストーリーも絵もほんわかしてあったかいですね。現実問題、今後はあの二人はどうなるのでしょうか？プリンセスを捨てたの？彼が家を捨てたの？子ども達の面倒は？写真家になる夢は？会社を継がなきゃいけないのでは？なんかぜ～んぶうやむやになってて、ハッピーエンド！？

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謝らない男。 その一言に尽きます。

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冷酷どころか、最初からヒロインにメロメロで、一見クールだけど、ちょっと不器用で実はイイヤツな感がぬぐえないヒーローでした。ヒロインも頑なな所があったけど、トラウマも克服できた後は素直で可愛いところもあって好感が持てます。なんてったって、子供が可愛くて、ハッピーエンドが嬉しいお話でした。

番組に関しては嫌な感じだなあと思いましたが、ヒロイン家族間の細やかな愛情がよく描かれていて、またヒーローも、お決まりの不幸な生い立ちのやさぐれヒーローとは一味違い、その過去を乗り越えようと努力している人で、心に沁みるセリフが多く、設定で納得いかない部分はあまり気にならずに読みました。ロマンスに対する家族愛の比率がかなり高めです。

ヒーローの幼馴染が十六の時に生んだ子供がヒロインなわけですから、多分ヒーローとヒロインの年の差も十六くらいあるわけですよね。そのあたり、あまり絵で表現できてなかったような。また、ヒロイン母も若く見えすぎ。お話自体ありえない感じの設定ではありますが、性格設定や心理描写などは悪くなかったと思います。

ページが進むにつれどんどんヒーローが魅力的になって行きます。あれですね、最初に会ったときは印象はあっても、気持ちが高ぶることはなかったのに、どんどん魅せられていくようなタイプですね（私にとっては）。

内容のテンポもよく、キャラクターも立っていて非常に面白い話なのですが、最後が尻切れです。 ヒーローとヒロインが誤解から一時期離れてしまうところと同じくらいのページが最後のラブラブにもほしかった。

贖罪に生きる誠実なヒロインが救われる内容なのは、ほっとしますが、ヒーローがそこまでヒロインを信頼するに至る心情描写が足りなかったように思います。いつの間にそんなに好きになってたの？と驚きました。また、九年も経ったあとからでさえ、すんなりヒーローが真実を探し得たことを思うと、九年もの間、他に誰もヒロインを支え救ってくれる人はいなかったのか、と思ってしまいます。

生死を彷徨うさなかに、愛する人に見捨てられた経験を持つ二人が知り合い、お互いを癒したいと思いやるお話です。苦い経験からタイトルの言葉を座右の銘にしているヒーローですが、同じようにつらい経験をしてきたヒロインには、その裏の心情が理解できるのですよね。二人とも、お互いの容姿に惚れたわけではなく、与えられるよりも与えたい、守られるよりも守りたいという想いを持った素敵なカップルです。

と、酸いも甘いもかみ分けた大人の男のお話です。こういうヒストリカルを、この作者はいくつか描いていますが、どれもうまくまとまっていると思います。共通点は、打てば響く頭の良さと精神の闊達さに、男性が惚れるってところなのかなぁ、と思います。つまり、よく考えてみれば、現代欧米型女性を全面的に肯定する内容なんですよね。 表紙の女性が妖艶な雰囲気に見えたのですが、中身はちょっと違います。

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ヒロインの変身ぶりがイイですよね。 彼女がカッコいい男性たちに巡り会う率が高いのも、ヒロインの友人と同じ感想で、羨ましいです。絵も綺麗だから余計にそう思ってしまうのかもしれません。 ヒーローの思いを伝えられずのイライラぶりも、面白かったです。

二人とも、妙な意地っ張り人だったのかなと思いました。似た者同士なんでしょうけど、かかる時間が３年とは…。ハノン子爵がヒロインに素直になるように話してくれた件と、最後の二人の会話が一番落ち着いて、良かったと思います。

この作家さんは独特なので、苦手な方も居ると思いますが、その独特な絵と話のノリさえ気にならなければ楽しめると思います。HQ作品て感じはしませんがそれが不快ではない、山田ミネコワールドに自然と引き込まれる感じです。話の始まりは余りのヒロインのゴーインさに少しイラっとしましたが、最終的には可愛いお話で、楽しめました。読むと毎回、この作家さんはお話の運びが自然でまんがが上手いんだなぁと思います。今回はヒーローの叔母さんがヒステリックで何が有ったのか気になる点が残りましたが、ほんわりした雰囲気にも好感が持てました。

ネガティブな思い込み妄想族で粘着質で気持ち悪いです。こんな男にさんざんな目にあっても許してしまうヒロイン。やりきれません。

一重まぶたにしか見えない…よく言えば千秋せんぱい？ 全く魅力を感じないので、ヒロインの気持ちがわからない…

一重まぶたにしか見えない…よく言えば千秋せんぱい？ 全く魅力を感じないので、ヒロインの気持ちがわからない…

どんだけ魅力的なヒロインでしょう。うらやましいです（笑）。ヒーローの鉄仮面ぶりが、ストーリーとよく合っています。もともとこの著者の絵、特に男性が表情がないので、サスペンスに向いてる感じがするのだけど、今回はヒロインにとって表情が読めなくて、それが彼女に自分の気もちを気付かせるいい感じになっています。実はヒーローの行動も傍から見たら笑えるほどバレバレだろうけどね！？

してくるような爽やかなお話でした。ヒーローもヒロインも地に足がしっかりとついたなかなかの人物でした。絵も悪くないし、堅実なハッピーエンドストーリです。ただ、お父さんが生きてるうちにヒロインに会わせてあげたかったですね。

予想に反して、絵がかわいらしくお話もホロリと良いお話でした。ヒーローもカッコ良かったし。アメリカでは一般の大金持ちのお嬢もスター並にプライベートがないのね。。。ってか、そんなものを読んで喜ぶ読者がいるのね、ってつくづく思ったよ。

屈折度合いが半端ないヒーローでした。確かに気の毒すぎる生い立ちですね。そのせいで、とことんまでヒロインに対する自分の気持ちに気付かず、それでもまだ利用して嘘をつき通そうとする姿勢にはある意味感動すら覚えます！？ヒロインは本当にエライ！